不妊の原因となる食生活と改善のために大切なこと

不妊は食生活が原因となることもあるため、妊娠を希望されている方は食事の内容を見直していくことが大切です。
そこで、不妊改善の原因となる食生活や、積極的に摂取したい食材などをご紹介します。
病院で治療を受けることも大切ですが、元気な赤ちゃんを授かるためには毎日の食事を見直して行くことも欠かせません。

不妊の原因となる食生活とは

不妊には食事が影響していると言われていますが、次のような食生活は妊娠しにくくなる原因とされています。

栄養バランスが乱れた食生活

食事全般に言えることは、栄養バランスが乱れていると妊娠しにくくなるということです。
人間の体はすべて食品から得た栄養素で作られることから、食事が不規則なったり、栄養バランスが偏ったりすることで妊娠にも影響を与えるとされます。

血糖値の急激な上昇

食後の血糖値が急激に上昇すると、卵子の老化が早まると報告されています。
血糖値の急激な上昇は「糖化」というたんぱく質の変性を引き起こしますが、卵子もたんぱく質でできていることから、糖化により卵子が老化すると考えられるためです。

ビタミンE不足

ビタミンEの不足は、生殖能力の低下を招くことが最近になってわかってきました。
ビタミンEは抗酸化作用を持つことで有名なビタミンですが、抗酸化成分が不足すると「酸化」という細胞の老化が引き起こされる可能性が高まります。
「酸化」は、前の項目でご紹介した「糖化」とともに体の老化を早める作用を持つ成分です。
また、ビタミンEは血流を改善する栄養素でもあることから、不足することで冷えを誘発し、子宮や卵巣に悪影響を及ぼすこともあります。
ビタミンE不足は酸化と冷えの両面から不妊の原因になり得ると考えられるでしょう。

食生活の改善ポイント

食生活から不妊を改善するためには、次のようなポイントを意識してください。

1日3食を規則正しく摂る

不妊改善のために実践したい食生活のポイントは、1日3食を規則正しく摂るということです。
食事を抜くことなく、規則正しく栄養バランスの良い食事を摂ることが、健康な体を作るためには欠かせません。
普段食事を抜きがちだという方は、規則正しい食事を摂ることを心がけましょう。

GI値の低い食品を選ぶ

GI値の低い食品を選んで食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えられます。
血糖値の上昇を抑えることができれば、卵子の糖化を予防することにもつながるため、健康な卵子を排出できるようになるでしょう。

ビタミンEを意識的に摂取しながら冷え予防

不妊を改善するためには、ビタミンEを積極的に摂取しながら冷えを予防することも欠かせません。
ビタミンEは抗酸化作用で体を酸化から守ってくれる上に、血流を改善して体を温めます。
子宮や卵巣は冷えると機能が低下するとされるため、ビタミンEや温かい飲みものを意識的に摂取するようにしてください。

不妊改善に向けて摂りたい栄養とおすすめ食材

不妊を改善するためには、次のような栄養素や食材を意識的に摂取しましょう。

酵素玄米

酵素玄米は不妊を改善するために理想的な食材です。
理想的だとする理由は、「不妊の原因となる食生活」の項目でお話した中の2つの項目を満たしているためです。
玄米は主食の中でも特にGI値が低いことから血糖値の急激な上昇を抑えるだけでなく、ビタミンEも豊富に含んでいます。
また、抗酸化成分であるポリフェノールを含むことから酸化対策にもおすすめであり、妊娠後に必要だとされる葉酸・ビタミンB群・亜鉛・鉄もバランス良く含む食品となっています。
酵素玄米を生活に取り入れれば、元気な赤ちゃんを育てるための栄養素を主食から摂取できるようになります。

レバー

レバーにはビタミンB群・葉酸・鉄が多く含まれており、妊娠前から妊娠中に渡り積極的食べたい食品です。
葉酸は赤ちゃんの正常な発育に必要な栄養素であることから、2000年から厚生労働省により妊娠を希望する方への摂取が奨励されています。
葉酸を活性化させるためにはビタミンB12が必要ですが、レバーは葉酸とビタミンB12の両方がバランス良く含まれている食材です。
また、妊娠中は鉄も不足しがちであることから、妊娠中は意識的にレバーを食べるようにしてください。

食生活が不妊の原因に…赤ちゃんのために食事を見直そう

食生活の不規則さや栄養バランスの偏りは、不妊の原因になると言われています。
妊娠を希望されている方は、病院で治療を受けることも必要ですが、同時に毎日の食事内容を見直していくことも大切でしょう。
今回ご紹介したように、食生活の不規則さに加え、血糖値の急激な上昇やビタミンE不足は不妊の原因だと考えられています。
酵素玄米やレバーを意識的に食べるようにし、元気な赤ちゃんを育むための体づくりを心がけましょう。

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