実は、女性の不妊は食べ物で改善されることもあることをご存知でしょうか?
妊娠を望んでいるのであれば、食生活と摂取している栄養素を見直して、体を妊娠しやすい状態にすることが欠かせません。
それでは、妊娠にはどのような栄養素が必要なのでしょうか。
不妊に悩む女性におすすめしたい食べ物や栄養素をご紹介します。
不妊で悩む女性が取り入れたい食べ物とは
不妊に悩んでいる女性は、次のような食べ物を積極的に食べることで妊娠しやすい体になれる可能性があります。
【肉類】
・レバー
【魚類】
・紅鮭
・サンマ
・しらす
・うなぎ
・あんこうの肝
【野菜類】
・ニンジン
・モロヘイヤ
・かぼちゃ
・ほうれん草
【その他】
・卵黄
・干し椎茸
・きくらげ
特にレバーはビタミンA、ビタミンB、ビタミンB12、葉酸、鉄など、妊娠に必要な栄養素を豊富に含むことから、不妊に悩む女性にはイチオシの食べ物です。
女性が妊活で積極的に摂取したい栄養素
妊活中の方が積極的に摂取したい栄養素は次のとおりです。
コレステロール
コレステロールは妊娠するために欠かせないと言われています。
コレステロールというと健康に悪影響を及ぼすイメージがありますが、コレステロール値が高い女性ほど卵子の量が多く、妊娠しやすくなる可能性が高いと報告されているためです。
肥満や動脈硬化の原因になるとされるコレステロールですが、不妊に悩まれている女性は脂質の多い食べ物から摂取するようにしてください。
たんぱく質
1日の摂取カロリーをたんぱく質から多く摂取すると、妊娠率が高まるという報告があります。
妊娠しやすい体を作るためには、「高たんぱく・低糖質」な食事が理想的だと言われていることから、白米やパン、砂糖などの糖質を控え、たんぱく質をメインに摂取していくことがおすすめです。
目安は、1日に摂取するカロリーのうち、「たんぱく質25%以上・糖質40%以下」に調整することです。
ビタミンA
ビタミンAは子宮の環境を整え、受精卵の着床を促してくれる栄養素です。
細胞分裂を促進させる働きもあることから、妊活中に加え、赤ちゃんの細胞分裂が盛んな妊娠初期にも不足しないように摂取してください。
ビタミンD
ビタミンDもコレステロール同様、卵子の量に影響を与える栄養素です。
ビタミンDを多く摂取している方ほど卵子の量が多く、さらに体外受精の成功率も高まるという結果が報告されています。
ミネラル類
ミネラルは妊娠前から妊娠中の長期に渡り、健康な赤ちゃんを育てるために欠かせない栄養素です。
各ミネラルの働きを、代表的なものに絞りご紹介します。
・鉄:体内で酸素を運ぶ。不足すると胎児が栄養不足になる。
・葉酸:胎児の脳と神経の発育に影響を及ぼす。
・亜鉛:細胞分裂を促す。胎児を大きく成長させるために必要。
妊娠に関わる代表的な3つのミネラルをご紹介しましたが、ミネラルはバランス良く摂取しなければ本来の働きを十分に発揮できなくなることから、ミネラル全般を積極的に摂取しましょう。
女性におすすめの食事メニュー
それでは、妊娠に必要な栄養素を豊富に含み、妊活中の女性におすすめの食事メニューをご紹介します。
レバニラ炒め+かぼちゃサラダ+納豆
不妊に効果的な食べ物であるレバニラ炒めをメインにして、ニンジンとかぼちゃを使ったサラダを副菜にし、卵黄入り納豆を添えたメニューです。
・酵素玄米ごはん
・レバニラ炒め
・ニンジンとかぼちゃのサラダ
・卵黄入り納豆
主食は白米よりもビタミン・ミネラル・たんぱく質含有率の高い酵素玄米ごはんにして、妊娠に必要な栄養素をさらに効率的に摂取できるようにしています。
酵素玄米ごはんは白米より糖質含有量が低いことから、妊活食として理想的な「高タンパク・低糖質」な食事におすすめです。
サンマ塩焼き+煮物+おひたし
ビタミンDを多く含むサンマと干し椎茸を使った和食メニュー。
さらにほうれん草とモロヘイヤのおひたしを添えて、ビタミンAを豊富に摂取できるようにしています。
・酵素玄米ごはん
・サンマの塩焼き
・干し椎茸とかぼちゃの煮物
・ほうれん草とモロヘイヤのおひたし
レバニラ炒めのメニューよりもあっさりしているため、脂っぽい食べ物が苦手な方、レバーが苦手な方におすすめです。
主食はやはり、白米より栄養価が豊富な酵素玄米ごはんがいいでしょう。
不妊は食べ物で改善できる!女性は毎日の食事を意識して
女性の不妊は食べ物で改善されることもあることから、妊娠を望んでいる方は、体を妊娠しやすい状態に整えてくれる食品と栄養素を摂取することが欠かせません。
「高たんぱく・低糖質」な食事にすることを基本とし、ビタミンA、ビタミンD、ミネラル類をバランス良く摂取できるよう心がけてください。
最後にご紹介したおすすめの食事メニューを参考にして、赤ちゃんを授かりやすい体を目指しましょう。