日本において死因の第1位である「ガン」は死亡率の高さから恐れられていますが、実は、食生活の改善により予防できる可能性があります。
ガンの発症と食生活には大きな関わりがあるため、発ガン性を持つ食品を避け、抗ガン作用を持つ食品を継続的に食べ続けることで、予防できる確率が高まると考えられるでしょう。
それでは、食事でガンを予防するための方法についてご紹介します。
ガンと食生活には大きな関わりがある
ガンと食生活には深い関わりがあり、実に発症要因の30％を占めるとされています。
食事がガンと関係する理由は、食品の中には発ガン性物質を含むものがあり、加工肉や焼け焦げ部分、塩辛、ポテトチップスなどを過剰摂取することで発症率が高まる可能性があるためです。
また、体の機能を正常に働かせるためには、バランスの良い食事を摂って体を健康に保たなければなりません。
私達の体はすべて食べ物によって作られますが、疾患の予防においても食事は大きな影響力を持ちます。
ガン予防のために心がけたい食生活のポイント
ガンを予防するためには、次のようなポイントから食生活を改善していくことが効果的です。
栄養バランスが良く変化のある食生活
まずは、栄養のバランスが良く、毎日違うものを食べる変化のある食生活を心がけましょう。
栄養バランスの良い食事を摂ろうとすると、さまざまな食材を食べることになるはずです。
同じ食品ばかりを食べることは、栄養の偏りを招くだけでなく、発ガン性のある食品を繰り返し食べることにもつながります。
さまざまな食品を少量ずつ食べて、栄養バランスの良い食事を摂るようにしてください。
食べすぎ・脂質・塩分・熱いものを避ける
食生活でガン発症率を高める要素は「食べすぎ」「脂質・塩分の過剰摂取」「熱い食べ物の摂取」です。
動物性脂質の過剰摂取は乳ガン・大腸ガン・前立腺ガンの発症に関連しており、塩分は胃がん、熱い食べ物は食道ガンの発症率を高める可能性があると報告されています。
食べすぎは全身の健康にも悪影響を及ぼすため、腹八分目を基本とし、塩分や脂質、熱い食べ物はなるべく控えましょう。
ビタミンと食物繊維を積極的に摂取する
ビタミンと食物繊維にはガンの予防作用があるとされています。
ビタミンには複数の種類がありますが、特に抗酸化作用を持つビタミンA・C・Eには発ガンの作用を抑える働きがあるとされるため積極的に摂取したいところです。
また、食物繊維は大腸の中をきれいにしてくれることから、大腸ガン予防に効果的とされます。
ビタミンと食物繊維の両方を含む野菜や果物は、毎日の食事で必ず取り入れるようにしましょう。
食生活改善で取り入れたい酵素玄米
主食として「酵素玄米」を食べることで、ガンの抑制効果が期待できるとされています。
ビタミンEと食物繊維が豊富
酵素玄米には、ガン予防作用があるとされるビタミンEと食物繊維が豊富です。
毎食ごとに野菜や果物を食べることは難しい方でも、主食であれば毎食ごとに食べることができるでしょう。
酵素玄米を主食として取り入れれば、ビタミンと食物繊維を手軽に摂取できるためガン予防のための食生活を実践しやすくなります。
酵素玄米に含まれる「フィチン酸」の抗ガン作用
酵素玄米には「フィチン酸」という成分が含まれており、さまざまなガンを抑制する作用があると実証されています。
Shamsuddinは，大腸がんや乳がんなどの上皮性がんや横紋筋肉腫といった非上皮性腫瘍の増殖をフィチン酸が抑制することを実証した。その後，フィチン酸の抗癌作用は，肺がん，肝臓がん，皮膚がん等でも次々に確認された。
上記のように実験において、フィチン酸の摂取によりガン発生数が少なくなることが実証されました。
フィチン酸が効果的に働くメカニズムはまだ判明していませんが、ガン抑制遺伝子を増殖させたり、DNAを修復したりする作用によってガンの予防に作用するのではないかと考えられています。
酵素玄米を摂取するメリットとは
酵素玄米を摂取するメリットは、疾患予防だけに留まりません。
・ビタミンとミネラルが豊富
・ストレス緩和成分「GABA」を豊富に含む
・抗酸化成分を摂取可能
・生活習慣病予防に効果的
・食感がモチモチしておいしい
・通常の玄米より消化に優れる
上記のように、酵素玄米は栄養価に優れるだけでなく、抗酸化成分も含み、動脈硬化や生活習慣病予防にも効果を発揮すると言われています。
また、通常の玄米よりモチモチとした食感になることからおいしく、消化に優れている点もメリットでしょう。
ガン予防は毎日の食生活改善から
日本人の死因第1位である「ガン」は、毎日の食生活を改善させることで予防できる可能性が高まります。
食事は発症要因の30％を占めると言われるほど大きな要因ですが、裏を返せば、理想的な食生活を送れば発症を防げるということです。
さまざまな食品から栄養を摂取するようにし、塩分や脂質、熱いものの摂取は控えましょう。
また、主食を酵素玄米にしてビタミンや食物繊維を積極的に摂取することも欠かせません。