糖尿病の食事で押さえたいこと!おすすめのメニューや食品もチェック

糖尿病の改善には食生活の見直しが欠かせませんが、今までの食事に慣れている人であれば、症状改善のための食生活のポイントがわからないことも多いでしょう。
そこで今回の記事では、糖尿病改善のための食事のポイントをご紹介します。
食生活のポイントからおすすめのメニュー、積極的に食べたい食品まで幅広く解説していきます。

糖尿病の食事で押さえたいポイント

糖尿病の改善のためには食事が重要となりますが、次のようなポイントを押さえた食生活が基本とされます。

 

・適正エネルギー内で栄養バランスを取ること
・1日3食を規則正しく、ゆっくりと食べること
・脂質と塩分の摂取量を意識すること
・食物繊維を積極的に摂取すること
・間食はしないこと

 

糖尿病改善のためにまず大切なことは、1日の適正な摂取エネルギーを守り、適正なエネルギー範囲内で栄養バランスの良い食事を摂ることです。
1日の栄養は3食に分けて摂取することが基本ですが、なるべく時間をかけてゆっくりと食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えられるようになります。
また、脂質と塩分の過剰摂取に注意することと、間食を控えること、食物繊維を積極的に摂取することも欠かせません。
食物繊維は満腹感を与えてくれるとともに、糖質の吸収を緩やかにして急激な血糖値の上昇を抑えてくれる成分あることから、1日20gの摂取が理想とされています。

糖尿病食におすすめのメニュー

それでは、糖尿病の方におすすめのメニューをいくつかご紹介します。

牛肉のしぐれ煮+豆とトマトのスープ

酵素玄米ごはんに豆とトマトのスープを添え、牛肉のしぐれ煮でお肉を食べることの満足感をプラスしたメニューです。

献立 カロリー 塩分量 脂質量 食物繊維量
酵素玄米ごはん 165kcal 0g 1.0g 4.3g
牛肉のしぐれ煮 209kcal 1.0g 10.7g 0.2g
豆とトマトのスープ 94kcal 1.0g 1.0g 7.5g
合計 468kcal 2.0g 12.7g 12g

牛肉を使うことで少々脂質量は多くなりますが、薄めのもも肉を使えば脂質を控えられ、柔らかいまま食べることができます。
主食を酵素玄米ごはんにすることで、食物繊維量を大幅にアップさせているところがポイントです。

なすの炒め物+マカロニサラダ+わけぎの和え物

おかずを四品揃えていますが、脂質と塩分を控えたさっぱりとした食事なので糖尿病の方でも安心してたっぷりと食べられます。

献立 カロリー 塩分量 脂質量 食物繊維量
酵素玄米ごはん 165kcal 0g 1.0g 4.3g
なすとピーマンの味噌炒め 65kcal 0.7g 3.5g 2.1g
マカロニサラダ 108kcal 0.6g 6.0g 0.7g
わけぎとじゃこの和え物 61kcal 0.4g 3.8g 1.5g
合計 399kcal 2.7g 9.8g 8.6g

ひとつ前にご紹介したメニューよりもメニュー数はひとつ多いですが、お肉を使っていないため、カロリーや脂質量が抑えられています。
なすをしっかりと炒めて水分を失わせると、味噌の味が薄まらず減塩のためにも役立ちます。
ボリュームのある食事より品数を揃えたいという方におすすめのメニューです。

糖尿病食としても取り入れたい酵素玄米

玄米を保温熟成させた「酵素玄米」は、次のような理由で糖尿病食の主食としておすすめです。

食物繊維量が豊富

前項でもご紹介したように、酵素玄米には食物繊維が豊富に含まれます。
玄米に含まれている食物繊維量は白米の約6倍とされており、糖尿病の方の主食としては理想的です。
1日20gの摂取が理想とされていますが、酵素玄米ごはんを100g食べるだけで4gもの食物繊維を摂取できます。

メラノイジンで血糖値の上昇を抑制できる

酵素玄米に含まれる「メラノイジン」という成分は、血糖値の上昇を抑える働きを持ちます。

 

ラットに毎日,給餌直前にしょ糖10%溶液にDglucose/glycine系より調製した高分子メラノイジン溶液を1%になるように加え,それを1mlずつ胃内に強制投与したところ,血糖値の上昇抑制が観察されました。

出典:JSTAGE:(PDF)メラノイジンの生理機能

 

上記のように、酵素玄米は糖質でありながらメラノイジンを含んでいることから、摂取した糖質による血糖値の上昇を抑えられるため主食として理想的です。
さらに、メラノイジンにはデンプンの消化速度を低下させる働きがあることから、糖尿病予防に役立つ成分であると考えられています。

糖尿病改善のポイントは酵素玄米を取り入れた食事

糖尿病を改善するためには食生活の見直しが欠かせませんが、酵素玄米を取り入れた食事では、食物繊維とメラノイジンの作用によって症状の改善が期待できる可能性もあります。
塩分や脂質の量に注意しながら、1日の適正カロリー内に抑えた食事を実践し、主食を白米にしている方は酵素玄米に変えてみてはいかがでしょうか。
今回の記事でご紹介したメニューも参考にしながら、理想的な食生活を実現させてください。

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