ビーガンは不健康?菜食主義で不足しがちな栄養素を補う秘訣!

健康に良いと注目を集めている「ビーガン」は、実は不健康だと言われることがあります。
肉は疾患のリスクを高める、乳製品と乳がんに関連がある可能性があるなどと言われるにも関わらず、完全菜食主義が不健康だとされるのは一体どうしてなのでしょうか。
ビーガンが不健康だとされることがある理由と、健康的に完全菜食主義を実践するためのポイントを解説します。

ビーガンが不健康だと思われる理由とは?

ビーガンが不健康だと思われることがある理由とは次のとおりです。

必要な栄養素を摂取しきれないこと

ビーガンが不健康だとされる理由の1つ目は、必要な栄養素を摂取しきれないことです。
特に不足しがちだと言われているのはビタミンB12。
ビタミンB12はカキやアサリ、サバなどの魚介類に多く含まれており、不足するとタンパク質合成や代謝能力、赤血球合成能力が低下すると言われています。
そのため、ビタミンB12が不足しがちな完全菜食主義者の方では、貧血になりやすい傾向があると考えられていることが理由のひとつです。

ストレス過多になる

ストレスが多くなることも、ビーガンが不健康だと思われる理由でしょう。
生まれてからずっと完全菜食主義だった方は別ですが、今まで肉や魚、乳製品などを食べていた方が完全菜食主義に転向すると、食への制限によりストレスが溜まりがちになります。
ストレスから肌が荒れたり、攻撃的な性格になったりするケースも。
ダイエットと同じように、食に対するストレスが溜まっていくようであれば、完全菜食主義は精神衛生上良くないものと考えられます。

栄養学の知識が不足しているビーガンがいるため

ビーガンの方の中には、十分な栄養学の知識を備えないため不健康になってしまう方もいます。
動物性食品を完全に食べずに健康を維持するためには、栄養学の知識を十分に備え、実践していくことが欠かせません。
そのため、完全菜食主義の方の中には体調を崩してしまう方も確かにいますが、栄養に関する知識を身に着けて、正しく実践すればビーガンはメリットが多く、より健康的になれる可能性は十分にあります。

ビーガンで不足に注意すべき栄養素

それでは、健康的なビーガンになるために菜食主義で不足しがちな栄養素を知っておきましょう。

栄養素 不足したときの健康被害 含有食品
たんぱく質 肌・髪・爪・筋肉などへの悪影響・免疫機能低下 ソイミート・かぼちゃの種・ピーナツ・大豆製品・豆類
ビタミンB12 疲労感・貧血・神経系への異常 栄養強化食材・酵素玄米・土・川の水
カルシウム 骨粗鬆症・精神不安定 ごま・チアシード・海苔・アーモンド・豆腐
ビタミンD 骨粗鬆症・免疫機能低下・精神不安定 きくらげ・舞茸・エリンギ・しめじ・えのき
オメガ3脂肪酸 脳機能低下・炎症悪化・免疫機能低下 えごま油・亜麻仁油・チアシード・くるみ
鉄分 貧血・倦怠感・頭痛・免疫機能低下 亜麻仁・チアシード・カシューナッツ・納豆
亜鉛 疲労感・倦怠感・肌荒れ・免疫機能低下 かぼちゃの種・ごま・レンズ豆・ピスタチオ

健康的なビーガンになる秘訣とは?

健康的なビーガンになるための秘訣は、次のようなポイントを意識することです。

 

・必要な栄養素をバランスよく摂取すること
・さまざまな食品を食べること
・食事・睡眠・運動・ストレスのバランスをとること
・栄養学の正しい知識を身につける

 

植物性食品だけで健康的な体を維持するには、ひとつの食品だけに偏らず、さまざまな食品からバランスよく栄養を摂取することだけでなく、食事以外の生活習慣を整えることが欠かせません。
必要な栄養素を摂取するためには、栄養学など食に関する知識も積極的に身に着けましょう。
そして、必要な栄養素を摂取するためには、「酵素玄米」のような栄養価に優れた食品を摂取することをおすすめします。

酵素玄米とは、専用炊飯器で炊き上げればモチモチふっくらとした食感がおいしい熟成させた玄米のことです。
酵素玄米には、完全菜食主義の方に不足しがちなビタミンB12をはじめビタミンB類のすべてと、マグネシウム・亜鉛・GABAなどの栄養が含まれています。
他の穀物よりも効率的に幅広い栄養素を摂取できることから、ビーガンで不健康な体にならないためには酵素玄米を取り入れていきましょう。

不健康なビーガンにならないためには食品を吟味して

ビーガンを実践して不健康にならないためには、栄養学の知識を十分に備え、栄養価の高い食品を吟味することが大切です。
肉や乳製品にはリスクがあるという報告もあることから、完全菜食主義が必ずしも健康に悪いわけではありません。
ただ、栄養が不足しがちであることも事実です。
栄養価に優れた酵素玄米などの食品を毎日の生活に取り入れて栄養バランスの改善をはかり、睡眠・運動・ストレスなどその他の生活習慣にも気をつけることで、健康的な完全菜食主義になることができるでしょう。

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