不妊の悩みを抱えている方には、食事による体質改善をおすすめします。
実は不妊の悩みは体質改善で解消されることも多いため、生活習慣の改善によって病院での治療効果が高まる可能性も考えられます。
そこで今回の記事では、体質改善によって不妊の悩みを解消するための方法について解説します。
不妊の悩み解消には食事による体質改善も重要
不妊の悩みを解消していくためには、治療とともに食事など次のような方法で体質改善していくことが重要です。
・低GI食品を用いた体重管理
・栄養バランスの良い食事
・免疫力向上のための腸内環境改善
・体を若く維持するための抗酸化食品摂取
・ホルモンバランスを保つための運動
体質改善方法を確認すると、不妊の悩みを解消するためには食事をはじめとする、毎日の生活習慣改善がポイントとなることがわかります。
運動以外は食事の改善で実践できる体質改善法であることから、次でご紹介する栄養素を摂取しながら不妊の悩みを解消していきましょう。
特に妊娠に重要な栄養素とは？
妊娠には次のような栄養素が重要となるため、食事の中で意識的に摂取し、体質改善を図っていきましょう。
生殖能力にも関わる若返りのビタミンE
抗酸化作用を持つ「ビタミンE」は若々しい体を維持し、生殖能力にも影響を与える栄養素です。
ビタミンEが不足するとホルモンバランスが崩れやすくなり、生理障害や生殖機能の低下などの症状が起きることがあります。
多少の過剰摂取でも問題がないとされている栄養素であるため、ビタミンEを多く含有している食材を積極的に活用してください。
【ビタミンEを多く含む食材】
小麦胚芽・酵素玄米・アーモンド・落花生・アボカド・かぼちゃ・ほうれん草・ニラ・うなぎ・キンメダイ・サンマ・いわし
男性ホルモンの生成に重要な亜鉛
「亜鉛」は男性ホルモンの生成に必要な栄養素で、不妊改善の食事には欠かせません。
食品から摂取する亜鉛が不足し始めると、最初に前立腺や精巣に含まれる亜鉛濃度が低くなり、性腺の機能に障害が生じると言われているためです。
ただし、亜鉛を過剰摂取すると貧血になりやすくなることから、男性であれば1日あたり40～45mgを上限として摂取してください。
【亜鉛を多く含む食材】
牡蠣・肉類・レバー・卵・酵素玄米・ごま・のり・海藻類・カニ・納豆・ブロッコリー
妊活中の貧血を予防する鉄分
「鉄分」は妊活中の貧血を予防するために必要な栄養素です。
日本人女性はもともと鉄分が不足しがちだと言われていますが、妊娠中は臍帯や胎盤に鉄分を溜めたり、赤ちゃんに受け渡されたりするため更に不足しやすくなり、貧血になる方も少なくありません。
妊活をしている女性であれば、1日あたり10～16mgの鉄分摂取を心がけましょう。
【鉄分を多く含む食材】
レバー・赤身肉・牡蠣・酵素玄米・大豆・いんげん豆・豆腐・ほうれん草
DNAの合成を助ける葉酸
妊活中に欠かせない栄養素と言えば、DNAの合成をサポートする「葉酸」が代表的です。
葉酸は胎児の脳・脊髄・中枢神経など重要な部分を形成するために必要であり、厚生労働省からも妊活中の方に対して積極的に葉酸を摂取するよう告示されています。
葉酸摂取目安量は通常で240μgですが、妊活中は1日あたり640μgとされているため、意識的に摂取することが必要です。
【葉酸を多く含む食材】
アボカド・枝豆・鶏レバー・海苔・わかめ・青のり・モロヘイヤ・干し椎茸・酵素玄米
妊活に積極的に取り入れたいおすすめの食事
妊活のために積極的に取り入れたい食事は次のとおりです。
・主食を低GIで栄養価の高い酵素玄米にする
・サバ・サンマ・ブリ・鮭などの青魚を食べる
・おやつをクルミ・アーモンド・ヨーグルトにする
・飲み物は抗酸化作用の高いルイボスティーにする
・1日3食で平均的にたんぱく質を摂取する
妊活中の食事は、パンやうどんではなく酵素玄米を主食にすることが基本です。
酵素玄米は低GI食品であるだけでなく、ビタミンE・亜鉛・鉄分・葉酸に加え、腸内環境改善に役立つ食物繊維も豊富に含まれます。
おかずは肉類より青魚を選び、おやつが食べたいときはお菓子よりナッツ類やヨーグルトなどを食べることが体質改善への近道です。
不妊解消は食事による体質改善がカギ！
不妊の悩みを解消していくためには、食事に気をつけて体質改善をしていくことがカギとなります。
病院での治療も大切ですが、体質改善をすることによって、治療の効果も現れやすくなる可能性があるでしょう。
食生活を改善していくためには、妊活中に必要な栄養素を含む食品を積極的に取り入れ、栄養バランスの良い食生活を実現させることがポイント。
主食として酵素玄米を取り入れれば、ビタミンE・亜鉛・鉄分・葉酸など妊活に必要な栄養素を効率的に補えます。