ビーガンの食事とは?無理なく健康的に実践するためのポイント解説
「動物・地球・からだにやさしい」と評判のビーガンの食事。
最近では菜食主義が健康に良いと注目されていますが、菜食主義の方は一体どのような食生活を送っているのでしょうか?
今回の記事では、ビーガンの食事事情や菜食主義になることのメリット、無理のない実践方法などについてご紹介していくので、菜食主義に関心のある方はぜひ参考にしてください。
ビーガンの食事事情
ビーガンの食事では動物性食品を一切食べず、植物性食品のみを食べます。
肉や魚を食べないことはもちろんですが、動物性食品である卵・乳製品・はちみつなども食べません。
食べられるのは穀類・野菜・イモ類・豆類などの作物のみで、植物性食品だけで人間が必要とする栄養素を補っています。
ビーガンの食事にするメリットと無理のない実践方法
動物性食品を一切排除するビーガンの食事には、数々のメリットがありますが、無理のない方法で実践していくことが大切です。
ビーガンの食事にするメリットとは?
まずは、ビーガンの食事におけるメリットをご紹介します。
・消化器官に負担がかからない
・体が軽くなる
・集中力がアップする
・ダイエット効果が期待できる
・生活習慣病のリスクが軽減する
・動物や環境に優しい
肉食は消化器官に負担をかけ、消化のために多くのエネルギーを必要とします。
菜食主義になると消化器官への負担が軽減され、今まで消化のために費やしていたエネルギーを活動のために使えるようになることから、体が軽く感じられるようになるでしょう。
また、肉は糖尿病などの生活習慣病の原因になると報告されており、野菜摂取量の多い生活では、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足するリスクも。
野菜中心の食生活にすることで栄養バランス改善され、糖尿病予防に役立つだけでなく、集中力がアップしたり、ダイエット効果を実感できたりすることもあります。
肉を食べないことは動物や地球環境に貢献することでもあり、菜食主義になるとさまざまな面でメリットを実感できると考えられます。
ビーガンの食事を無理なく実践するためのポイント
ビーガンの食事を実践するためには、無理なく始めることが大切です。
まずは1週間に1回くらいを菜食主義の日として、菜食主義の日に食べる食べものをあらかじめ決めてから取り組むなど、計画性を持って徐々に体を慣らしていくようにしましょう。
今までよりもサラダを多くしたり、朝食をスムージーに変えたりすることもおすすめ。
菜食主義は健康に良いと言われますが、栄養の知識がないままいきなり取り組むと栄養不足になりかねません。
次の項目でご紹介する酵素玄米など栄養価の高い植物性食品を取り入れながら、体にとって無理のない食生活を実践していきましょう。
ビーガンの主食におすすめの酵素玄米
無理なくビーガンの食事を実践していくためには、栄養価の高い酵素玄米を主食にすることをおすすめします。
酵素玄米には次のような特徴があり、菜食主義の方の健康維持に最適です。
ビーガンで不足しがちな4つの栄養素を補える
酵素玄米には、ビーガン食で不足しがちな次の4つの栄養素を補えます。
・たんぱく質
・カルシウム
・鉄分
・亜鉛
酵素玄米には小豆を加えますが、小豆はたんぱく質・鉄分・亜鉛を含有しています。
また、カルシウム量は白米の4倍も上るため、乳製品を摂取できない菜食主義の強い味方です。
上記4つの栄養素だけでなく、酵素玄米にはビタミンB類やミネラルが豊富に含まれていることから、栄養が不足しがちな菜食主義の方の主食に適しています。
ただし、酵素玄米を正しくおいしく炊くには専用炊飯器が必要なので、まずは炊飯器を準備して、健康に配慮した菜食主義生活を送れるようにしてください。
肌の乾燥を防ぐ美肌成分を摂取できる
玄米のぬかには、肌の乾燥を防ぐセラミド・γ-オリザノール・ビタミンBが含まれています。
セラミドは肌の保湿成分となり、γ-オリザノールは皮脂腺を活発にして皮脂分泌を調整する成分です。
ビタミンBは肌の再生能力を調整したり、肌荒れを予防したりする効果があるため、美肌づくりには欠かせない栄養素。
動物性食品を食べないと肌が乾燥するなど肌トラブルに見舞われることもありますが、玄米から米ぬかを摂取すれば、しっとりとした美しい肌を保ちながらビーガン食を実践できるでしょう。
ビーガンの食事を始めるなら無理なく健康的に
「これからビーガンの食事を始めたい!」と思ったら、まずは無理なく、健康に配慮しながら始めることが大切です。
菜食主義には生活習慣病予防やダイエット効果などさまざまなメリットがありますが、必要な栄養素が不足してしまうリスクもあります。
酵素玄米など栄養価の高い食品を積極的に取り入れながら、体に負担のない食生活を送ることが一番のポイントです。