酵素玄米をおいしく、栄養豊富に炊き上げるためには、保温時間や保温時の温度を適切に保つことが大切です。
そこで、玄米をベストな状態で発酵させるための方法について解説します。
発酵のやり方を間違えてしまうと、玄米がおいしくなくなる、雑菌が繁殖するなどのリスクも。
基本的な知識を蓄えて、健康的でおいしい酵素玄米を作りましょう。
酵素玄米を発酵させるポイント
酵素玄米を発酵させるときのポイントを見ていきましょう。
温度を適切に保つこと
玄米を発酵させるときには、保温時間中の温度を適切に保つことが大切です。
発酵には数日間の保温環境が必要になりますが、保温をしている間に一定の温度が保たれていなければうまく発酵しません。
発酵中は常に温度に気を配り、適切な状態になっていることを確認しましょう。
専用の炊飯器なら、酵素玄米に最適な温度で保温してくれます。
保温時間を守ること
酵素玄米を作るためには、保温時間を守ることもポイントのひとつ。
保温時間が短すぎれば完成しませんし、長すぎれば乾燥していきます。
また、通常の炊飯器では数日保温すると腐敗してしまいます。
適切な保温時間を把握するとともに、食べるタイミングにあわせて計画を立てて炊くことも大切です。
酵素玄米を発酵させるときの注意点
玄米を発酵させるときには、お米を乾燥させないように注意してください。
発酵中にお米が乾燥してしまう場合は、濡れた布巾やラップをかけてあげるか、霧吹きで水分を与えてあげるようにします。
もちもちとした食感が魅力の酵素玄米も、乾燥してしまえばパサパサとした食感になるので注意しましょう。
酵素玄米の保温時間や温度管理の注意点
酵素玄米を発酵させているときの保温時間や温度管理のためには、次のような注意点を守ってください。
酵素玄米の発酵に適した温度
玄米を発酵させるために適した温度は72~74度です。
72~74度にしなければならない理由は、熱に弱い酵素を守りながら、雑菌の繁殖を防げる温度だから。
本来、酵素は60度以上で分解されてしまうとされますが、玄米の酵素は比較的熱に強いため、70度前後であれば問題ありません。
しかし、温度が低ければ雑菌が繁殖してしまい、高すぎれば酵素が減ってしまうため、発酵させるときの温度は非常に重要なポイントです。
酵素玄米の保温時間
酵素玄米に適した保温時間は72~96時間です。
玄米を発酵させるためには3日以上に渡り、保温状態を保っておく必要があります。
3~4日程度の保温時間を取り、1日1回、全体的にかき混ぜてあげましょう。
保温には白米用の保温ジャーを使ってもいいの?
酵素玄米の保温には、白米用のジャーはおすすめしません。
もちろん、白米用の保温ジャーを使って発酵させることもできますが、温度管理が難しく、お米が腐敗したりと失敗してしまう可能性が高いでしょう。
そのため、玄米を発酵させておいしく食べるためには、専用の保温ジャーを使うことが一番です。
酵素玄米の保温を考えた炊飯器の選び方
酵素玄米を上手に保温熟成させるためには、炊飯器選びが大切です。
白米用の保温ジャーでは機能が不足するため、次のようなポイントを備えた専用炊飯器を用意することをおすすめします。
炊飯から発酵までの操作が簡単であること
玄米の炊飯から発酵までを、ボタンひとつで完了させられるタイプの炊飯器は大変便利です。
すべての工程をボタンひとつで終わらせられれば、保温時間が必要である酵素玄米づくりも全くストレスになりません。
酵素玄米を主食として取り入れるなら、炊飯から発酵までの工程は毎日の作業になります。
無理なく、手間をかけずに続けていくためには、操作が簡単な炊飯器を使うようにしましょう。
発酵に適切な温度が保てること
玄米の保温時間中に適切な温度が保てることも重要な要素です。
酵素玄米用の保温ジャーであれば搭載されている機能でしょうが、発酵に適切だとされる温度が保てるかどうか、確認してから選ぶようにしましょう。
適切な温度を保つことができなければ、発酵がうまくできなくなるだけでなく、雑菌が繁殖して健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
短時間で炊飯ができること
短時間で炊飯できる機能がついていれば、酵素玄米づくりの時間を短縮可能です。
酵素玄米の発酵には保温時間が必要ですが、炊飯時間が短くなれば、その分早く発酵を完了させられます。
保温時間の長さを考慮すると、早く炊き上げられる機能が搭載されている炊飯器は魅力的です。
酵素玄米は保温時間・温度などを守って
酵素玄米を作るためには、保温時間や温度など、発酵に必要な環境を適切に整えることが大切です。
保温時間は3~4日、適切な温度は72~74度ですが、白米用の保温ジャーで管理を行うことは手間がかかるでしょう。
そのため、ボタンひとつで適切な保温環境を整えてくれる「酵素玄米専用ジャー」を用意することをおすすめします。
ストレスなく、手間をかけずに玄米の炊飯と発酵を行っていくためには、専用ジャーで時短炊飯をすることが最もおすすめの方法です。