酵素玄米に大豆・黒豆・金時豆を入れて美味しく炊くコツ

大豆

酵素玄米づくりには小豆が最適ですが、大豆を使って作ることもできます。
大豆を使った作り方のほうが食べやすいとうう声も聞きます。。
そこで、酵素玄米に大豆を使うことのメリットや期待できる効果、おいしく炊き上げるためのコツについて見ていきましょう。

大豆酵素玄米

「大豆酵素玄米」にする理由は次の2つです。

小豆より香りが弱く食べやすい

小豆を入れて発酵させた玄米には独特の香りがあり、香りが苦手だと感じられる人もいます。
しかし大豆は豆腐のように弱い香りであるため、小豆と炊飯したときと比較して、食べやすく感じられるでしょう。

炊き込みご飯のような味になる

小豆と比較して香りが弱いだけでなく、味が食べやすくなることもメリット。
枝豆ごはんや豆入り炊き込みごはんのような味になるため、小豆を入れたときよりも万人に好まれる味になります。
赤飯や小豆の味が苦手だという人でも、食べやすいと感じられるでしょう。

穀物と大豆・黒豆・金時豆を摂るメリット

酵素玄米と豆を一緒に食べることには、さまざまなメリットがあります。

たんぱく質の吸収率が高まる

酵素玄米に大豆を入れると、たんぱく質の吸収率を高められるようになります。
玄米は豆類に不足している「メチオニン」というアミノ酸を、豆は玄米に不足している「リジン」というアミノ酸を含んでいることが原因。
豆類は総じてたんぱく質含有量が多いですが、実は人間の体では、含有量の約半分しか吸収できないとされています。
しかし玄米と一緒に食べることで、大豆のたんぱく質をほぼ100%吸収できるようになります。
大豆入りの酵素玄米を食べれば、より効率的にたんぱく質を摂取することが可能です。

抗酸化作用を強化できる

豆類と玄米を一緒に食べることで、抗酸化作用をより高めることができます。
酵素玄米中にも抗酸化成分が含まれていますが、豆類も抗酸化成分を多く含む食品です。
各豆類に含まれる代表的な抗酸化成分は、次の表を参考にしてください。

大豆 サポニン、イソフラボン
黒豆 アントシアニン、プロシアニジン
金時豆 アントシアニン

それぞれに異なった抗酸化成分が含まれているため、期待する効果にあわせて豆の種類を選べば、より抗酸化作用の高い酵素玄米が食べられます。

豆の持つ栄養素・成分が得られる

酵素玄米と豆を一緒に食べることで、豆に含まれる栄養素や成分が摂取できることも大きなメリットです。
玄米は完全食と言われるほど栄養価が高い食品ですが、やはり単体で食べるよりも、豆と一緒に食べるほうが栄養豊富になります。
大豆の抗酸化成分であるサポニンには、免疫力向上、血流改善、肝機能改善などの固有の効果があり、玄米だけで食べるよりも健康効果が高まると考えられます。

豆の食感が楽しめる

豆を入れることで食感が楽しめることもメリットのひとつです。
玄米だけでは米の食感しかありませんが、豆を入れることで、ホクホクとしたおいしさが楽しめ、おかずなしでも食べられるほど。
金時豆なら豆ごとに食感や味は違うため、さまざまな豆を試し、好みの食感を見つければさらに食事を楽しめるようになるでしょう。

酵素玄米に大豆を入れて炊く方法

大豆を使った酵素玄米づくりの方法を見ていきましょう。
玄米1合に対して大豆約10gを準備したら、次のような手順で炊飯してください。

1.玄米と大豆をザルに入れて2回洗米する
2.塩を少し入れて全体をゆっくりとかき混ぜる
3.1時間以上浸水させる
4.圧力のかかる炊飯器で炊く
5.炊飯器の保温機能を使って3~4日保温熟成させる
6.3~4日間経過したら完成

うまく作るためには、炊飯後の保温熟成のやり方がポイントです。
保温熟成期間中は、1日1回全体的に天地を返すように混ぜるようにし、70度程度の温度を保つようにします。
熟成期間が短いと、玄米のパサパサ感が残ってしまうため、3日以上はしっかりと保温熟成させるようにしましょう。
もちろん、黒豆や金時豆を使う場合でも、同じ方法で作ることができます。

大豆酵素玄米には小豆にないメリットが

酵素玄米は小豆の代わりに大豆を使って作ることもでき、食べやすさやたんぱく質吸収率アップなど、小豆にはないメリットが得られます。
小豆の味が苦手だという人でも、大豆を使った酵素玄米なら抵抗なく食べられることでしょう。
炊き方は通常の保温熟成玄米と同じ方法なので、特に手間などはありません。
大豆だけでなく、黒豆や金時豆などを使って作ることもできるため、いろいろな豆に挑戦してお好みの味を見つけてください。

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