酵素玄米で病気対策!期待できる効果や、含まれている栄養素とは


大きく左右されるのは間違いありません。
酵素玄米を食べることによってなぜ病気に対する効果が期待できるのか、どのようなことが優れているのかを解説します。

酵素玄米の豊富な栄養素

酵素玄米には非常に豊富な栄養素が含まれているのが特徴です。お菓子やファストフードなどほとんど栄養素がないようなものばかり食べていると病気のリスクが高まることからもわかる通り、食事から十分な栄養素を取り入れることが病気のリスクを下げ、健康な身体を作ることにもつながります。
酵素玄米にはどのような栄養素が含まれているのかご紹介しましょう。

含まれている栄養素

病気予防にも効果的な酵素玄米は玄米と小豆、塩を一緒に炊いてから数日寝かせ、熟成させたもののことをいいます。
玄米と小豆の栄養素を摂取でき、熟成させているため、酵素玄米は玄米以上に栄養価が高いのです。

酵素玄米ではないですが、まずは白米と玄米の栄養価の違いを見てみましょう。

  白米(精白米) 玄米
エネルギー 358kcal 353kcal
たんぱく質 6.1g 6.8g
脂質 0.9g 2.7g
炭水化物 77.6g 74.3g
ナトリウム 1mg 1mg
カリウム 89mg 230mg
カルシウム 5mg 9mg
マグネシウム 23mg 110mg
リン 95mg 290mg
0.8mg 2.1mg
亜鉛 1.4mg 1.8mg
0.22mg 0.27mg
マンガン 0.81mg 2.06mg
ビタミンE 0.1mg 1.4mg
ビタミンB1 0.08mg 0.41mg
ビタミンB2 0.02mg 0.04mg
ナイアシン 1.2mg 6.3mg
ビタミンB6 0.12mg 0.45mg
葉酸 12μg 27μg
パントテン酸 0.66mg 1.37mg
水溶性食物繊維 0.7g
不溶性食物繊維 0.5g 2.3g

ミネラルやビタミン類、食物繊維が豊富であることがわかりますね。

例えばミネラルであるカルシウムには骨や歯を作る働きがあり、不足した場合には骨がもろくなってしまいます。さらに筋肉や心臓、神経といったものが健康的に機能するためにも欠かせません。

亜鉛は消化や代謝などに関わる酵素が働く際に必須のミネラルです。カリウムも心筋収縮機能を調整したり血圧を調整する上で重要な役割を持つものなので、ミネラル類が豊富に含まれている玄米は病気リスクを下げ、健康な身体づくりに役立ってくれます。

それからビタミン類も含まれており、中でも豊富なビタミンEは強い抗酸化作用を持つ栄養素です。身体が錆びるのを防止する働きがあるため、若々しい身体を目指している方にとって要注目の栄養素だといえます。

食物繊維に関しては便秘改善に効果的ですし、腸内環境を良好な状態に保つのにも重要です。このように実に多くの栄養価も含まれているため、主食でしっかり栄養素を取り入れたいと考えている方にも酵素玄米が向いているでしょう。

炊き方も簡単

炊き上がった状態で販売されているものもありますが、このサイトで紹介した通り、専用の炊飯器で簡単に酵素玄米を炊くことができます。
まだ炊飯器を持っていないという方は、とりあえずは自宅の炊飯器で試してみることも可能です。それほど難しい手順ではないので、挑戦してみてはどうでしょうか。基本的な炊き方は次の通りです。

  • 1.ボウルに玄米4合と小豆50gを入れたら水で軽く洗う
  • 2.水を切ってから塩3gと水600ccを加える
  • 3.泡だて器を使い、右回りに3分間かき混ぜる
  • 4.ボウルの中身をすべて炊飯器に移したら水400ccをプラスする
  • 5.6時間以上浸水させてから炊く
  • 6.よく蒸らしてからかきまぜる

以上です。

熟成させる必要があるので、一日1回程度かきまぜて、3日目あたりから食べるようにしましょう。その間ずっと保温状態にしておきます。保温ジャーがある場合はそちらに移しても問題ありません。

泡だて器を使ってかき混ぜることによって玄米に小さな傷が付き、柔らかく炊き上がります。玄米は硬くて苦手と感じている方もこの方法で実践してみましょう。

酵素玄米は優秀な病気療法

実際に酵素玄米を病気の改善や緩和に役立てている方もいます。例えば次のような研究報告があるのでご紹介しましょう。

アトピー性皮膚炎に対する効果

通常の治療では十分な効果が出なかったアトピー性皮膚炎患者に対し、発芽玄米を食べてもらう研究が行われました。この研究の中では一日100~200gの発芽玄米を食べてもらい、どのような変化があるのかを調べたのですが、6例のうち4例が有効、残りの2例についてはやや有効との結果になったのです。

効果は徐々に現れたとのことだったので、劇的な変化が即座に期待できるものではありませんが、長い目で見て取り入れてみてはどうでしょうか。

がんに対する効果

玄米はがんのリスクを下げるのにも効果的と言われています。玄米には「IP6(フィチン酸)」と呼ばれる物質が含まれており、この物質ががんを抑制するのに効果的であることがわかったのです。

これは米国メリーランド大学医学部の医学博士であるシャムスディン教授の研究によって明らかになっています。研究の中ではデンマークとフィンランドのがん発症率を比較したところ、胚芽のついた穀物をより多く取っているフィンランド人は癌発症率が少ないことが明らかとなりました。

またラットを使った実験によってもIP6は大腸がん、肺がん、乳がんなど様々な病気を抑制する効果が確認されています。

酵素玄米で腸内環境を整える

酵素玄米を食べることによって腸内環境の改善効果も期待できます。腸内環境は腸内細菌のバランスによって状態が左右されるのですが、バランスが悪いと病気リスクが上がるだけでなく便秘や下痢になってしまうので、お腹を壊しやすい方は腸内環境の改善を目指しましょう。

腸内環境は乱れやすい

腸内環境を悪化させる原因である悪玉菌は乱れた食生活や不規則な生活、ストレスなど様々な理由によって増えていきます。少し生活習慣が乱れただけでも腸内環境の乱れに繋がりやすいわけです。毎日健康的に規則正しく生活できている方のほうが少ないですよね。

悪玉菌は大腸がんや糖尿病、肥満、動脈硬化症、炎症性腸疾患のリスクをあげます。乱れやすい腸内環境を整えることはこれらの病気を予防することにもつながるのです。

食物繊維で腸内環境改善

病気予防のため腸内環境を改善するためには食物繊維が欠かせません。昔は食物繊維といえば摂取しても何の意味もないものだと考えられていましたが、近年は第6の栄養素とまで言われており、健康な身体を作るために役立つものであることがわかっています。
通常の白米には食物繊維があまり含まれていないため、主食で食物繊維をしっかり取り入れようと考えた際には酵素玄米を選択してみると良いでしょう。

病気予防のためにも取り入れよう

病気をすることのない健康的な身体を目指すためには、普段の食生活や運動習慣にも注意することが大切なのですが、あれもこれも一気に始めようと考えるとなかなかうまくいきません。
その点酵素玄米なら普段食べている白米から切り替えるだけで済むので、気軽に始められる方法だといえるでしょう。

病気のリスクを抑えることにもつながるので、ぜひ試してみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました