酵素玄米にデメリットはある?気をつけたいポイントや保存方法


酵素玄米といえば、ダイエット効果や美容効果といったメリットばかりが注目されていますが、どのようなデメリットがあるのかについてもしっかりおさえておかなければなりません。
特に気になるポイントや炊き方、保存方法に関することなどについてご紹介するので、参考にしてみてください。

酵素玄米のデメリット

そもそも酵素玄米とは何かというと、玄米と小豆、塩を合わせて炊いたものを数日間熟成させた健康食です。玄米は昔から日本人が食べている主食ですが、近年は白米を選択する方が多いですよね。
しかし玄米のほうが白米に比べて多くの栄養素を含んでいることもあり、健康や美容にこだわっている方の中には玄米食を選択している方もいます。

その玄米の働きをさらに高められるとして酵素玄米が注目されているのです。デメリットとして次のことをおさえておきましょう。

味を苦手に感じる人がいる

そもそも玄米が苦手、原料である小豆が苦手といった方はおいしく食べるのが難しいのがデメリットです。ただ通常の玄米に比べると小豆がプラスされたことによって食べやすくなったと感じる方もいるので、実際に試してみなければわかりません。モチモチとした食感なので、玄米だけだとパサつきを感じて食べにくいと感じている方にもおすすめです。

おかずとの相性が良くない場合も

酵素玄米はそれだけで味のする食べ物なので、おかずと一緒に食べた時に「白米のほうが相性が良いな」というデメリットを感じてしまうことがあります。
特にこれまで白米の味に慣れている方は、どうしても白米と比較してしまうことでしょう。継続していくうちに慣れていく方がほとんどではありますが、最初のうちは食べること自体にストレスを感じてしまう方もいます。

こだわるなら初期費用がかかる

通常の炊飯器でもそれなりに炊くことはできるのですが、効果とおいしさを追求したいと考えた際には圧力鍋や専用の炊飯器が適しています。これらを用意しようと考えた場合、初期費用がかかるのもデメリットだといえるでしょう。

保存に関するデメリット

実際に始めてみた方の中には、味は特に気にならなかったものの保存の観点からみて継続しにくいと感じている方もいます。
炊き上がったご飯を熟成させ、3日目以降から食べる方法なのですが、おいしく食べられる賞味期限は1週間程度となっており、この間は常に炊飯器で保温し続ける必要があるのです。

例えば家族で暮らしていて自分だけが酵素玄米を食べる予定の場合、炊飯器を占領することになるわけですね。家族が白米を食べる場合などは酵素玄米専用の保温ジャーを用意するのもおすすめ。炊飯機能がついていない保温ジャーでも炊き上がったご飯を移す目的なら問題なく使えます。

いくら健康や美容に良いといっても「ご飯はやっぱり白米が良い」と考える家族と意見が割れやすいのもデメリットです。

栄養豊富だが手間ひまかかるのが難点

酵素玄米の大きなメリットは白米に比べて栄養素が豊富で、健康・美容効果が期待できる点です。しかしその一方で、でき上がるまでには手間と時間がかかります。

どのような手間がかかるのか、注意したい炊き方や保存方法をご紹介しましょう。

手間に関すること

炊き方自体はそれほど面倒なわけではありません。慣れてくればそれほど手間に感じることもないのですが、でき上がりまでに時間がかかる点についてはよく理解しておきましょう。

酵素玄米は炊き上がってからすぐに食べるものではなく、3日間ほど保温状態を保ったままで熟成させる必要があります。また炊き上がってから食べきるまで、最低でも一日1回はしっかりとかき混ぜないと硬くなったり、味が悪くなったりすることもあるのです。
この毎日かき混ぜる作業を手間に感じる方もいます。ただし、このサイトでオススメしているCOCKOO CRP-CHST1005F(旧圧力名人DX)なら、3日間待たずとも初日から酵素玄米の効果が得られるということなので、でき上がりまでの時間を気にせず続けられます。

おいしい炊き方のコツ

洗ったお米を炊飯器に入れて炊くだけとは異なり、次のようなステップが必要です。

  • 1.ボウルに玄米4合(600g)と小豆50g、水を入れて軽く洗って汚れを落とす
  • 2.しっかり水を切ってから水600cc、塩3gを加える
  • 3.泡立て器で右回りに3分間かき混ぜる
  • 4.水ごとすべて炊飯器に移し、水400ccを加え6時間ほど浸水させてから炊く
  • 5.15分ほど蒸らしてからしっかり混ぜる
  • 6.3日目以降から食べる

泡立て器で3分間かき混ぜるのは、玄米の表面に小さな傷をつけるためです。こうすることにより酵素玄米が柔らかく炊き上がります。
浸水時間が短いと芯が残ってしまう可能性があるので注意しましょう。

保存方法

基本は炊飯器または保温ジャーに入れ、保温状態を保ったままで保存します。酵素玄米を1週間程度で食べきれない場合は冷凍保存しておきましょう。
この場合、炊き上がってから炊飯器で3日ほど保温し、発酵させてから冷凍します。

ちなみに保温状態を保っておけば基本的に腐ることはないと言われていますが、保温し続ける以上どうしても乾燥するのは防げません。食感も悪くなっていくので、できれば1週間程度で食べきるように心がけましょう。

フィチン酸・アブシジン酸について見解は様々

一部の専門家の中で玄米食に含まれているフィチン酸とアブシジン酸に関するデメリットの問題を指摘されることがあります。フィチン酸はデトックス効果のある成分なのですが、この効果により体内のミネラルも排出し、ミネラル欠乏に繋がるのではないかといった意見があるのです。

また玄米に含まれているアブシジン酸と呼ばれる発芽抑制因子がミトコンドリアを傷つけるため、玄米食は危険と考える専門家もいます。

しかしいずれの場合も生の状態で作用するものなので、加熱して食べる酵素玄米なら基本的に心配する必要はありません。そもそもフィチン酸はほとんどの穀物に含まれている成分でもあるので玄米だけ危険視するのはおかしな話とも言えます。

専門家によって見解は様々なのですが、メリットのほうが大きいと考えて取り入れている方が多いです。

大きなデメリットは基本的にない

酵素玄米のデメリットについてご紹介してきましたが、記事にもあるようにメリットの方が大きいといえます。
白米に比べて酵素玄米のほうが多くの栄養素を摂取することにもつながるので、普段の食生活の中で十分な栄養素が摂取できないと感じている方も、酵素玄米を取り入れてみてはどうでしょうか。

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