酵素玄米の栄養価はどれくらい?含まれている栄養素を確認


栄養価の違いやGABA、PSGなどの玄米に含まれている注目の成分についてご紹介します。何となく身体に良さそうだから食べていたという方も、どのような栄養素を摂取できているのかチェックしてみましょう。

栄養価の高さが魅力の酵素玄米とは?

酵素玄米とは白米に比べて栄養素の高い玄米を小豆、塩と一緒に炊き、熟成させた物のことです。多くの方が口にしている主食類といえば白米ですよね。白米は玄米からぬかや胚芽と呼ばれる部分を取り除いたものなのですが、ぬかや胚芽には多くの栄養素が含まれているのです。

そのためより多くの栄養素をお米から取り入れたいと考えているのであれば、白米より玄米のほうが適しているといえるでしょう。

酵素の力に注目

普段から健康のために玄米を食べている方もいますが、今回ご紹介したいのは酵素玄米です。その名の通り酵素の力を活かしたもので、ただの玄米より高い効果を感じることができるでしょう。

炊き上がったものをすぐに食べるのではなく数日保温してから食べるのですが、この中で徐々に熟成が進みます。ここには酵素の働きが関わっているのです。
そもそも酵素は私の身体の中でも作られるものなのですが、非常に多くの種類があり、生命活動や成長を助けています。酵素が不足してしまうとそれらの働きがうまく行われなくなってしまい、不健康に繋がってしまう可能性もあるのです。

体内の酵素はストレスや添加物の多い食品などによって消耗されてしまうのですが、ストレス社会ともいえる現代において、全くストレスを感じずに生活することはできませんよね。そのため体内で多くの酵素が消耗され、酵素が不足している可能性を疑ってみましょう。

この酵素を補うためにも食事から取り入れるのがおすすめです。普段食べている主食を酵素玄米にするだけの方法でもあるので、気軽に始めやすいのがメリットだといえます。

白米と比べた酵素玄米の栄養素

普段よく口にする白米は玄米から多くの栄養素を取り除いたものでもあるので、栄養素を取り除く前の段階である玄米を食べるだけでも高い栄養価が期待できるのは間違いありません。

玄米と白米では、次のような栄養価の違いがあります。

酵素玄米の具体的な栄養価については情報を見つけることができませんでしたが、玄米だけでもこれほどの高い栄養価があるわけなので、これをさらに熟成させた酵素玄米はより多くの栄養素を摂取できることが想像できます。

小豆を加える理由

玄米のほかに小豆と塩を加えて炊くことにより、ただ玄米を炊くのに比べて栄養価が高くなります。小豆にはタンパク質が含まれているのですが、酵素を作るのにはミネラルとタンパク質が欠かせません。
酵素玄米を作り上げるためにも小豆が必須なのです。他のタンパク質が含まれている豆類で代用することも不可能ではありませんが、小豆は炊き上げた時にホクホクして食べやすく、手に入りやすい食材であるという点も魅力だといえます。

塩を加える理由

続いて塩を入れる理由についてですが、塩にはミネラルが含まれていて酵素の働きをサポートしてくれるからです。また玄米にはカリウムが多く含まれているのですが、カリウムは苦味を感じる成分でもあります。
ですが塩(ナトリウム)を加えることによってカリウムが反応し、苦味が抑えられるのです。こういった意味でも塩を入れましょう。

酵素玄米に含まれるGABA

GABA(ギャバ)とは、正式名称を「γ(ガンマ)-アミノ酪酸」というアミノ酸の一種であり、血圧を下げたり動脈硬化を抑えたりする効果が期待できます。
他にもリラックス効果やストレス軽減効果などが期待できるので、普段からいろいろなことでストレスを感じている方や、ちょっとしたことでもイライラしやすい方は積極的に取り入れてみましょう。

玄米にはこのGABAが豊富に含まれており、毎日の主食を酵素玄米に変えるだけで気軽にGABAを取り入れることができるのです。

睡眠不足の方は特におすすめ

GABAは睡眠中に生成される特徴を持っているため、十分な睡眠時間が取れていない方や睡眠の質が悪くて深い眠りに付けない方は不足しやすい傾向があります。

発芽玄米だとなお効果的

GABAは通常の玄米よりも発芽玄米に多く含まれているので「発芽酵素玄米」を試してみるのもおすすめです。発芽玄米になると通常の玄米に比べてGABAの量が3倍も増えるといわれています。

酵素玄米に含まれるPSGって?

大手化粧品・健康食品のメーカーであるファンケルの研究によると、発芽玄米には「PSG」と呼ばれる機能成分が含まれていることがわかりました。体脂肪や生活習慣病に働きかけてくれる成分でもあることから注目されています。

このPSGは玄米が発芽する際に作られる成分と考えられており、摂取することによって体脂肪重量の減少や、基礎代謝を高める働きが期待できるのです。つまり体脂肪が付きにくい体質を目指している方にとっても注目の成分だといえるでしょう。

動脈硬化の予防効果も

PSGには悪玉コレステロールを低減させる働きがあります。悪玉コレステロールが増え過ぎると動脈硬化に繋がる恐れがあるので、これを防ぐことにも繋がるのですがPSGには動脈硬化を予防する酵素を活性化する働きもあるのです。

2つの働きによって動脈硬化の予防に役立ってくれそうですね。特に高齢になると血管関連の病気リスクが高くなりますが、動脈硬化を予防する働きがあるPSGを取り入れることにより、血管関連の病気リスクを抑えることにも繋がるはずです。

酵素玄米は栄養価が高い食べ物

食事でたくさんの栄養素を摂取しようと考えた際には、おかずで工夫しようと考える方が多いですが、酵素玄米を選択すれば主食でバランス良く様々な栄養素を取り入れることができます。
健康的で美しい身体を目指すためには食事の内容について考えることが非常に重要です。ただ主食を変えるだけなので、料理が苦手な方でも取り入れやすいのが魅力。気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

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