お米の保管方法を徹底解説!理想的な場所・容器・期間から注意点まで


お米を正しく保管するには、いくつかのポイントと注意点があります。
米びつで保存しているという人もいるでしょうが、環境によっては害虫やカビが発生したり、おいしさが損なわれたりする可能性も。
そこで、保存場所・容器・保存期間など、米をおいしい状態で保管するためのポイントと注意点について解説していきます。

お米をきちんと保管するには?

お米の保管で大切なことは、「保存場所」「保存容器」「保存期間」の3つです。
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。

お米の保管場所

お米を保管するときには、低温・低湿な冷暗所が適しています。
気温が高くなると穀類には害虫が発生しやすくなり、湿度が高いとカビが発生するため、気温と湿度が低い場所に保存することが基本です。
そして、直射日光に当たると乾燥し酸化が進むため、おいしさが損なわれてしまいます。
米の保存は、低温・低湿・冷暗所が最適です。

お米の保管容器

お米の保管には、密閉できる容器を使いましょう。
空気に触れると酸化し、古米のようなにおいがしたり、おいしくなくなったりします。
一般的に米は袋に入ったまま売られていますが、袋には目に見えない小さな穴があるため、そのまま保存するのではなく、密閉できる保存用の容器を準備するべきです。
米を買ってきたら密閉力の高い容器に移し替えて、酸化を防ぐようにしてください。

お米の保管期間

酵素玄米で使うのは玄米なので1年間ほどは保管できますが、精白したお米の保管期間は、冬なら2ヶ月、夏なら2週間、春・秋なら1ヶ月です。

精米された米は生鮮品であるため、できる限り早めに食べきることが理想的なので、期間内に食べ切れる分だけをこまめに購入するようにしましょう。
特に気温の高い夏は、極端に賞味期限が短くなっています。
米は季節に合わせて保存期間を考え、早めに使い切ることが大切です。

お米の適した保管場所とは?

米の保管に最も適しているのは冷蔵庫です。
ただし、冷蔵庫への保存にも注意点があり、季節により保存方法も変わるため、保存する時のポイントについて確認しましょう。

お米を冷蔵庫で保管するときのポイント

お米を冷蔵庫で保管するときは、次の3つがポイントです。

・冷気吹出口の近くで保存しないこと
・米に冷気があたらないようにすること
・冷凍庫に入れて保存しないこと

冷気があたった米は乾燥が進み、ひび割れてしまうことがあります。
ひび割れても食べられますが、ふっくらと炊きあがらず、ベタベタとした食感になってしまいおいしくありません。
冷凍庫での保存も米に含まれる水分が凍ることで、ひび割れる可能性があるため注意が必要です。
お米を冷蔵庫で保管するときには、冷凍庫を避け、冷気にあたらないようにしましょう。

お米を常温で保管するときのポイント

お米を常温で保管するときのポイントは次のとおりです。

・湿気のある場所で保存しないこと
・水場の近くを避けること
・直射日光があたらない涼しい場所を選ぶこと

湿気にさらされた米はカビが発生しやすくなるため、湿度の高い場所での保存は避けるようにしてください。
食品なので台所で保存しがちですが、シンクの下で保存すると水がかかることもあるためおすすめできません。
また、乾燥と酸化、害虫の発生を防ぐために、涼しく暗い場所を選ぶことも大切です。
お米を常温で保管するときは、水分・日光・気温に注意しましょう。

夏場のお米の保管における注意点

夏場は冷蔵庫でお米を保管することを基本とし、結露の発生に気をつけてください。
高温・多湿の環境に温度の低い米を置いておくと、米が結露する可能性が高くなり、カビの発生につながります。
冷蔵庫から出した米を夏場の環境に置いておくと、結露につながりかねませんので、炊く分だけを出したらすぐに冷蔵庫に片付けることがポイントです。

お米の保存容器のおすすめと注意点

お米を保存するには「ペットボトル」がおすすめです。
そして、害虫予防のために乾燥唐辛子、ローリエの葉、にんにくなどを入れておくようにしましょう。
もちろん、密閉式の容器であれば問題ありませんが、ペットボトルなら手軽に手に入ります。
米を買ってきたら漏斗を使ってペットボトルに移し替え、害虫対策をしたらそのまま冷蔵庫で保存すると安心です。

お米の保存状態が悪いとどうなるの?

米の保存状態が悪いと、害虫・カビ・においの付着につながるだけでなく、おいしさが損なわれます。

害虫・カビが発生する

害虫やカビが発生したなら、お米の保管状態が悪いということです。
高温・多湿の環境ではカビが発生しやすくなり、米びつを掃除しないまま使っていると害虫が発生しやすくなります。
もし、保存していた米の下の部分にカビが発生していたら、湿度の高さが原因であり、上の部分にカビが発生したら水濡れが原因です。
保存容器は定期的にきれいに洗うようにし、気温と湿度が低く、水濡れの心配のない場所に保存するようにしてください。

おいしさが損なわれる

お米を間違った方法で保管していると、おいしさが損なわれます。
乾燥によってひび割れると炊きあがりがベタッとし、空気に触れて酸化すると特有のにおいが発生したり、おいしさが感じられなくなったりすることも。
保存期間が長すぎるとツヤや粘り気が少なくなり、やはりおいしくなくなってしまいます。
おいしい状態を保つためには、乾燥を防ぎ、空気に触れないようにし、早めに使い切りましょう。

においが付着する

保存方法によっては、お米ににおいが付着することもあります。
米はにおいが移りやすい食品なので、においのある場所への保存、においが強いものと一緒に保存することは避けてください。
においの付着を防ぐためにも、密閉できる容器に入れておくことは効果的です。

お米をおいしく保管するには注意点を守って

お米をおいしい状態で保管するためには、保存場所・保存容器・保存期間の3つのポイントと注意点を守ることが大切です。
ナマモノでありながら、すぐに使い切ることが難しい米。
密閉容器に入れて冷蔵庫で保存することが基本ですが、良い状態を保つためにはさまざまな注意点があります。
今回ご紹介した内容を参考にし、保存するための場所や容器を選び、早めに食べきるようにしましょう。

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