酵素玄米を作っていて、パサパサになってしまった、という経験はありませんか?
白米用の炊飯器は長期間に渡る保温や発酵を前提としていないので、どうしても乾燥してパサついた食感になりがちです。
そこで、ふっくらモチモチとしたおいしいごはんを完成させるためのコツを解説します。
なぜ酵素玄米がパサパサになるの?
酵素玄米がパサパサになってしまうという場合は、次のような理由に当てはまっていないか確認してください。
保温時の温度が高すぎる
保温している間にパサパサになってしまうなら、保温時の温度が高すぎることが原因かもしれません。
保温の温度が高すぎるとごはんに含まれる水分も失われていくので、パサついた仕上がりになりがちです。
使っている炊飯器の保温温度が高すぎる可能性があります。
炊飯時に入れる水の量が少ない
ごはんが炊きあがった時点ですでにパサッとしているなら、水の量が足りないことが原因です。
「ぬか層」と呼ばれる種皮が残っていることから、白米よりも水分吸収率が低いので、白米と同量の水では少なすぎてうまく炊きあがりません。
塩を入れずに作っている
塩を入れずに酵素玄米を作ると、ふっくらと炊きあがりにくくなります。
もともとの水分吸収率が低い玄米ですが、塩を入れることによって水分吸収率を高められます。
無塩で炊飯をしているなら、塩を入れて炊いてみるとふっくらと炊きあがるでしょう。
酵素玄米がパサパサにならない炊き方
パサパサな炊きあがりにしないためには、正しい炊き方とちょっとした工夫が大切です。
玄米の浸水は7~8時間
お米をやわらかく炊き上げるためには、最低7~8時間は浸水させるようにしましょう。
前述のとおり種皮が残っているお米は水分を吸収しにくいので、白米よりも長めに水に付けなければなりません。
一晩浸水させて、朝炊くようにするとちょうどよい浸水時間になります。
炊飯するときに塩を入れてみる
炊飯するときに塩を入れていない人は、塩を入れて炊飯してください。
塩を入れるときの目安量は、酵素玄米3合につき、小さじ1/3杯です。
ごくわずかな塩しか入れないので、塩辛さを感じることはありませんし、塩分摂取を抑えたい方でも問題ありません。
塩を入れるとパサパサしないだけでなく、酵素玄米の味もおいしく感じられるのでおすすめです。
水の量を増やして炊飯する
硬めのごはんが炊きあがってしまうようなら、水の量を増やしてみましょう。
規定通りの水の量を入れていたとしても、お米や水の計量には人によってクセがあるので、規定の量に足りていない可能性もあります。
炊飯時の水の量を増やしてみて、炊きあがりの様子を見てみてください。
パサパサしてきたら水分を与える
酵素玄米を保温・発酵させている間にパサパサするなら、水分を与えてみるのもひとつの方法です。
乾燥してきたと感じたら、清潔な霧吹きでごはんに水分を与えてあげます。
保温していることによる乾燥であれば、水分を足してあげることで改善されるでしょう。
普通の炊飯器ではパサパサしてしまう?
炊き方を工夫しても酵素玄米がパサパサになってしまうなら、専用の炊飯器を使ってみてはいかがでしょうか。
酵素玄米専用炊飯器なら炊飯・発酵・保温が自動
酵素玄米専用炊飯器なら、炊飯から発酵、保温まで、すべて自動で行ってくれます。
白米用炊飯器だとごはんの様子を見て自分で作業することになりますが、専用炊飯器であれば様子を見る必要もありません。
炊飯器がちょうど良い環境を自動で作り出してくれるので、失敗する可能性は低く、パサツキも抑えられるでしょう。
ふっくらとおいしい玄米が炊ける
専用の炊飯器は玄米炊き用に作られているので、白米のようにふっくらとおいしいごはんが炊きあがります。
水の量があっていれば、パサパサとした炊きあがりになることはまずないでしょう。
長期間に渡る保温でもパサパサになりにくい
専用炊飯器なら、長期間に渡る保温でもごはんが乾燥しません。
白米用の炊飯器と違い、長期間保温し続けることを前提として作られているので、ごはんが乾燥しないように工夫されているためです。
また、保温時の温度を調整できることもパサつきが抑えられる理由のひとつ。
霧吹きで水分を与えなくても、ごはんが乾燥しない環境を作り出してくれます。
酵素玄米がパサパサになるなら専用炊飯器がおすすめ!
「酵素玄米ごはんがパサパサになってしまう」と悩んでいるなら、専用炊飯器で炊くことをおすすめします。
白米用炊飯器でも、水分を与えたり、水の量や浸水時間を調整したりと、工夫をすればうまく炊きあがることもあるでしょう。
ただし完成時のおいしさや手軽さは、やはり専用炊飯器には敵いません。
ふっくらとおいしいごはんを手軽に食べ、長期間に渡り保温し続けるためには、専用炊飯器は欠かせないアイテムです。