玄米を発芽させた水は乳酸菌の宝庫!酵素ドリンクの作り方

玄米を発芽させた後の残り水は「リジュベラック」と呼ばれており、捨てるのがもったいないほど多くの乳酸菌を含んでいることをご存知でしょうか。
ドリンクとして活用すれば、腸活のために欠かせない乳酸菌をいつでも補えるようになります。
自宅で作れる酵素ドリンクの作り方と注意点、効果について知って、毎日の腸活に役立てましょう。

玄米を発芽させた水は乳酸菌の宝庫

玄米を発芽させた後の残り水には、乳酸菌が豊富に含まれています。
お米は発芽する際に水を吸収しますが、吸収すると同時に水を発酵させ、乳酸菌飲料を作り出すのです。
発芽後に残った水は一般的に捨てられますが、捨てるのはもったいないほど多くの乳酸菌を含んでいるので、健康のためにドリンクとして再利用することをおすすめします。

玄米から作れるリジュベラックとは?

「リジュベラック」とは一体どのようなものなのか、特徴や効果について解説します。

リジュベラックとは?

「リジュベラック」とは発酵水のことです。
玄米や大麦、ライ麦など、穀類を水に浸して発酵させた後の残り水のことを「リジュベラック」と呼んでいます。
乳酸菌はもちろん、酵素も多く含まれており、市販の酵素水を買う必要がないほど強いパワーを秘めている飲み物が「リジュベラック」です。

リジュベラック提唱者が実感した効果

リジュベラックを提唱し始めた人が実感した効果は、末期大腸がん完治、白髪改善効果などです。
リジュベラック最初に提唱し始めたのは、リトアニア出身の自然療法士であるアン・ウィグモア博士。
博士は自分で作ったリジュベラックを飲み始めたところ、腸内環境改善により自然治癒力が高まったことで、白髪が栗色に戻り、大腸がんが完治するほどの効果を得たとされています。

リジュベラックは腸内環境を改善する

リジュベラックには、腸内環境を改善する効果があります。
乳酸菌を多く含んでいることから、悪玉菌優勢になっている腸内環境を改善させ、腸の蠕動運動を促進させる効果が期待できるとされています。
乳酸菌は悪玉菌の増殖を抑えて、腸内細菌のバランスを取ってくれる微生物なので、腸活に取り組んでいる人にはリジュベラックを飲み物として飲むことがおすすめです。

リジュベラックで免疫力が向上

リジュベラックに含まれる乳酸菌で腸内環境を改善されると、免疫力も向上します。
善玉菌の構成物質には免疫力を高める働きがあり、人間の免疫力の約70%は腸内細菌によって作られているという報告もあるほど、腸と免疫力は深く関係するもの。
乳酸菌を多く含むリジュベラックは、腸内の善玉菌を増やす効果により、人間の免疫力も増強すると考えられます。

玄米酵素ドリンクの作り方

玄米で作るリジュベラックである「酵素ドリンク」の作り方をご紹介します。

玄米酵素ドリンク基本の作り方

玄米で作るリジュベラックの作り方は次のとおりです。

1.玄米を洗米する
2.瓶の中に玄米を入れて水を入れる
3.蓋をして常温で発酵させる
4.1~2日で完成

酵素ドリンクの作り方は非常に簡単で、玄米を水に浸しながら発酵させるだけです。
夏なら半日から1日程度、冬なら1~2日程度と短期間で完成します。
発酵完了の目安はお米から泡が出てきて、水が少し濁り、乳酸菌飲料のような香りが漂うことです。

玄米酵素ドリンクを作るときの注意点

リジュベラックを作るときは、直射日光が当たらない場所で保管するように気をつけましょう。
発酵させるときは常温で構いませんが、過発酵を避けるために、直射日光の当たらない場所で保管してください。
あまりににおいが強く感じられるときは過発酵になっている可能性があるので、状態を確認し、状況によっては新しく作り直すことをおすすめします。

継ぎ足しでドリンクを作ることもできる

一度酵素ドリンクを作った後も水を継ぎ足せば、同じ玄米で再度作ることもできます。
継ぎ足しでの作り方は、飲み終わった後に1回目と同じ分量の水を入れ、再び発酵させるだけ。
発芽後すぐの水で作ったリジュベラックが一番良いとされていますが、3~4回なら水を継ぎ足しながら作り続けられます。
継ぎ足しの作り方で3~4回酵素ドリンクを作ったら、残ったお米は炊飯して食べましょう。

玄米酵素ドリンクの作り方は簡単!ぜひ試してみて

乳酸菌がたっぷり含まれた酵素ドリンクの作り方は非常に簡単で、自宅で今すぐに作り始められるほどです。
リジュベラックを毎日飲むことで、腸内環境改善、免疫力増強などの健康効果が期待できます。
普段から玄米を発芽させていたものの、残り水は捨てていたという方にはぜひ一度試してみてください。
自宅でリジュベラックを作れば、市販の乳酸菌飲料を買いに行く手間も省け、自宅でいつでも気軽に乳酸菌を補えるようになります。

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