酵素玄米とは?期待できる効果とその他の玄米との違いを解説


酵素玄米とは高圧で炊き上げた後に保温熟成をさせ、栄養価を高めた玄米のことです。
木村拓哉さんやローラさんなど名だたる芸能人が支持していることから、健康と美容に効果的な健康食品として人気が高まっています。
一体どのような効果が期待できるのか、どのようにして作るのか、全体像を解明していきましょう。

酵素玄米とは?特徴を解説

酵素玄米とはどのような特徴がある食品なのか、3つの側面から解説します。

玄米・小豆・塩で作る

酵素玄米の材料となるのは玄米・小豆・塩です。
3つの材料に水を加えて、炊飯器や圧力鍋で炊き上げて保温熟成させたものが酵素玄米となります。

3~4日間に渡って保温熟成させる

酵素玄米は炊きあがってから3~4日間ほど保温熟成させることがポイントです。
通常の炊飯器よりも高温の72~74度になる専用炊飯器や保温ジャーで保温し、熟成期間中は1日1回全体的にかき混ぜます。

モチモチした食感と甘味が特徴

酵素玄米とは通常の白米と比べて、モチモチとした食感が強いことが特徴です。
そして穀物特有の甘みと香りが強く、もっちりとしたご飯を好む方におすすめします。

酵素玄米の効果や効能は?

酵素玄米にはさまざまな効果が期待できますが、次のようなものが代表的です。

・便秘・腸内環境改善
・むくみ改善
・抗酸化作用
・血糖値低下作用

玄米や小豆に含まれる食物繊維によって便秘改善効果が、小豆に含まれるポリフェノールによって抗酸化作用、アンチエイジング効果が期待できます。
血糖値低下作用については玄米、小豆のどちらにも認められている効果です。

なぜ酵素玄米が流行っているのか?

酵素玄米がこれほどまでに流行しているのは、名だたる芸能人から支持を得ているから。
木村拓哉さんや中谷美紀さん、吉瀬美智子さん、ローラさん、石原さとみさんなどが愛食しているそうです。
健康に良い栄養素が豊富に含まれ、美肌効果やダイエット効果が期待できることが芸能人の方に支持されている理由となっています。

発芽玄米と酵素玄米(寝かせ玄米)と雑穀米の違いは?

発芽玄米、雑穀米など体に良いと言われるお米はたくさんありますが、それぞれの違いについて見ていきましょう。

酵素玄米と寝かせ玄米の違い

「寝かせ玄米」とはほぼ同じものですが「寝かせ玄米」は株式会社結わえるが商標登録しており、特殊な圧力釜を用いて作ります。
株式会社結わえるによると寝かせ玄米で酵素活性はないとしていますが、酵素玄米でも酵素活性が科学的に立証されているわけではないため、ほぼ同じものと言えるでしょう。

酵素玄米と発芽玄米の違い

「酵素玄米」と「発芽玄米」の違いは、玄米を発芽させているかどうかです。
発芽玄米は発芽器を使用して10~12時間かけて玄米から発芽させて、通常の玄米よりも栄養素を高めた食品。
それに対して酵素玄米は、通常の玄米を小豆と一緒に炊き上げてから保温熟成させるという違いがあります。ただ、酵素玄米専用の炊飯器には発芽機能も付いているので、発芽酵素玄米を作ることができます。

酵素玄米と雑穀米の違い

「酵素玄米」と「雑穀米」は原料となる食品が違います。
酵素玄米の原料は基本的に玄米と小豆ですが、雑穀米は白米・玄米・あわ・ひえ・きび・黒米など複数種類の穀物が混ざっていることが特徴。
そして酵素玄米は保温熟成させますが、雑穀米では熟成や発酵をさせることはありません。

酵素玄米とファストザイム米の違い

「酵素玄米」と「ファストザイム米」の違いは、玄米を栽培するときの農法にあります。
ファストザイム米は熟成・発酵に3年半をかけた原料を、さらに1年半かけて発酵させた酵素肥料を使用する「ファストザイム農法」で栽培される玄米です。
酵素肥料の種類は70種類にも及び、長期間の無農薬栽培をするなど、土にもこだわりが見られます。

長岡式酵素玄米とは?

「長岡式酵素玄米」とはどのような特徴を持つのか、メリット・デメリットも含めて解説します。

長岡式酵素玄米の特徴

長岡式酵素玄米とは玄米と小豆、塩を圧力鍋で一緒に炊き上げ、3日以上保温で発酵させた玄米のことです。
通常の玄米よりもモチモチした食感が強く、栄養価が高くなり、酵素の力が活性化されると言われています。

長岡式酵素玄米のメリット

・栄養価が高い
・食感と味が良い
・10日放置しても腐らない

長岡式酵素玄米のデメリット

・炊き方が特殊で手間がかかる
・作るために3日以上の時間が必要

酵素玄米の作り方

酵素玄米は一体どのようにして作られるのか、作り方について解説します。

酵素玄米の炊き方

1.玄米と小豆を一緒に軽く洗米する
2.1に少量の塩と水を加えてゆっくり混ぜる
3.2を1時間程度水に浸す
4.3を炊飯器の中に入れて炊く

酵素玄米の熟成について

炊きあがった酵素玄米はその後、保温熟成させることによって完成します。
熟成期間は3~4日が適切だと言われており、熟成させている間は1日1回、全体的に混ぜて表面の乾燥を防ぎましょう。
熟成3~4日目になると色が濃くなって、モチモチとした食感が増します。

酵素玄米を作るには、酵素玄米炊飯器がおすすめ

酵素玄米を作るには専用の炊飯器がおすすめです。
市販されている通常の炊飯器は保温熟成を前提として作られたものではないため、長期間の保温には向いていません。
パサパサとした食感になることも多く味も劣るので、専用の炊飯器を用意しましょう。

酵素玄米のよくある質問

酵素玄米に関するよくある質問3つにお答えします。

酵素玄米は冷凍しても大丈夫?

冷凍で保存した後、蒸し器などで温めて食べることができます。
電子レンジでの解凍は、せっかくの酵素玄米の栄養素などが壊れてしまうので、絶対に避けて下さい。3日ほど保温熟成させたら、冷凍してしまっても問題ありません。

夏場に酵素玄米を保温するときの注意点は?

保温熟成中は夏場でも特に注意することはありませんが、常温で保存している場合はなるべく早めに食べてください。
常温保存の場合は、白米と同じように腐敗が進みます。

加熱で酵素が壊れることはありませんか?

酵素は熱に弱いですが、玄米に含まれている酵素は熱に強いという特徴があります。
炊飯したときの熱に負けることはなく、保温熟成中により活性されていきます。

酵素玄米とは健康・美容に効果が期待できる健康食品

酵素玄米とは便秘改善、抗酸化作用、血糖値低下作用、むくみ改善など、健康と美容に多くの効果が期待できる健康食品のことです。
通常の玄米よりも栄養価が高く、モチモチとした食感で食べやすいことが特徴。
炊飯から保温熟成が完了するまでに3~4日かかるというデメリットはありますが、手間を覆すほど多くのメリットを持っています。
食事から健康を見直したいという方は、ぜひ挑戦してみてください。

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