菜食中心の食生活にはさまざまなメリットがありますが、栄養バランスが悪くなる、コストや手間がかかるなどのデメリットも存在します。
そのため野菜中心の食生活を送るためには、栄養を摂取するためのコツを知ることが大切。
今回の記事では、野菜中心の食生活のメリットとデメリットをご紹介した後、酵素玄米などを取り入れ、栄養バランスを改善するための方法を解説します。
菜食中心の食事のメリット・デメリット
菜食中心の食事には、メリットとデメリットの両方が存在します。
菜食中心の食事のメリット
菜食中心の食生活を送っていると、次のようなメリットが感じられるようになります。
・疲労感を抱きにくくなる
・ダイエット効果が期待できる
・疾患の罹患リスクが低くなる
・腹が立つことが少なくなる
・味覚が鋭くなる
野菜は肉に比べて消化に時間がかからないことから、体への負担が減り、疲労感を抱きにくくなる、代謝がよくなってダイエット効果が期待できるなどのメリットがあります。
また、野菜は生活習慣病やがんのリスクを減らすと言われているため、疾患の罹患リスクが低くなることに加え、気持ちが穏やかになることで心身ともに健康になれるでしょう。
また、味覚が鋭くなり、野菜の甘みをしっかりと感じられるようになる人もいるようです。
菜食中心の食事のデメリット
菜食中心の食事には、次のようなデメリットがあります。
・仲間との外食が難しくなる
・便秘になる可能性がある
・栄養が不足する可能性がある
・コストと手間が必要
・人により体質にあわない
野菜以外のものを全く食べない食生活を送っていると、当然のことながら、友人との外食や会社での飲み会に参加しづらくなり、結果的に人間関係が乏しくなってしまうことも。
また、肉を食べないと、腸内の脂肪分が不足して便秘になる、タンパク質やミネラル、オメガ3脂肪酸などの栄養素が不足するなどの可能性も考えられます。
そして、菜食中心の食事でバランスの良い栄養素を摂取するためには、多くの食材を揃えるための食費がかかり、実践したとしても人により体質にあわず、反対に疲労感が蓄積してしまうというケースも考えられます。
菜食中心の栄養不足を酵素玄米で補うメリット
菜食中心の食事での栄養不足は、酵素玄米や下記でご紹介する食材で栄養素を補うことをおすすめします。
菜食中心の栄養不足を補う食材とは?
野菜中心の食事にしたことによる栄養不足を補うには、次のような食材がおすすめです。
食品名 | 摂取できる主な栄養素 |
大豆 | タンパク質・鉄分・亜鉛・ALA(オメガ3脂肪酸) |
発芽玄米 | 鉄分・亜鉛・カルシウム |
海藻 | ミネラル類・ビタミンB12 |
ブロッコリー | カルシウム |
白菜 | |
ナッツ | 亜鉛・ALA(オメガ3脂肪酸) |
納豆・味噌 | タンパク質・鉄分・亜鉛・ALA(オメガ3脂肪酸) |
発酵食品は栄養価が高いので、乳製品を食べられるタイプの菜食主義の方であれば、チーズやヨーグルトなどもおすすめです。
上記のような食材であれば、菜食中心の食生活を送っている人でも食べることができ、野菜だけでは不足しがちな栄養素をバランスよく摂取できるようになります。
酵素玄米が菜食中心の食生活に与えるメリット
酵素玄米は菜食中心の食生活にとって、次のような大きなメリットがあります。
・菜食と酵素玄米を組み合わせると「完全食」になる
・酵素玄米は発酵食品である
・玄米よりも全体的な栄養価が高い
・ミネラル類の吸収率が高まる
・低コスト
酵素玄米は野菜中心の食事と組み合わせることにより、「完全食」になると言われており、特にβ-カロテンやビタミンCが含まれる野菜と一緒に食べると、疾患やアレルギー抑制の効果も期待できるとされています。
また、玄米を保温熟成させる酵素玄米は発酵食品であり、タンパク質である小豆や酵素もづ時に摂取することが可能。
全体的に玄米よりも栄養価が高く、ビタミンB類が豊富に含まれているほか、鉄分・亜鉛・カルシウムなどのミネラル吸収率も高くなることから、菜食中心の食生活には酵素玄米が良いパートナーとなるでしょう。
また、玄米を購入して自宅で作れば、比較的低コストで栄養バランスを改善できることもメリットのひとつです。
菜食中心の食事をするなら酵素玄米を主食に
菜食中心の食事をしていくなら、主食は白米ではなく、酵素玄米にしていくべきでしょう。
酵素玄米は、栄養価が高いと言われる玄米よりも栄養豊富で、さらに疾患やアレルギー抑制効果も期待できると言われています。
小豆や大豆、黒豆を入れて作ることから、タンパク質も一緒に補給することができ、野菜中心の食生活を送っている方にとっては「完全食」となり得る食品です。
白米を主食にしている方は、ぜひ酵素玄米に切り替え、体の変化を実感してみてください。