酵素玄米づくりに使う豆と言えば「小豆」が定番ですが、小豆以外の豆でも作ることが可能です。
そこで今回の記事では、「大豆」を使った酵素玄米のメリットや、おいしく炊き上げるためのコツについてご紹介します。
小豆入りのご飯に飽きてしまった方、より多くのタンパク質を摂取したい方はぜひ参考にしてください。
大豆を使った酵素玄米の特徴とメリット
大豆を使った酵素玄米の特徴とメリットについて見ていきましょう。
大豆を使った酵素玄米ごはんの特徴
大豆を使った酵素玄米ごはんは、豆入りの炊き込みご飯のようなクセのなさが特徴的です。
熟成させることで玄米のプチプチとした食感が少なくなり、小豆の強い香りも気になりません。
お豆腐の原料が大豆であることからもわかるように、大豆は味にクセがないことから、小豆入り酵素玄米ごはんが苦手だという方にも食べやすい仕上がりです。
大豆を使った酵素玄米のメリット
大豆を使った酵素玄米のメリットは次の3つです。
・香りが強く感じられない
・タンパク質を効率的に摂取できる
・マクロビ・ヴィーガン・菜食主義の方の栄養補給に最適
小豆には独特の香りがありますが、大豆は香りが強くなく、気にならないでしょう。
また、大豆はタンパク質が豊富ですが、実は単品で食べてもすべてのタンパク質を吸収することはできず、体内には約50%程度しか取り込まれないと言われています。
しかし、玄米と一緒に食べることで、大豆に含まれるタンパク質をより効率的に吸収できるようになり、玄米に含まれるタンパク質も同時に摂取できることから、非常に優れた相乗効果を発揮する組み合わせです。
そのため、マクロビ派・ヴィーガン・菜食主義の方のタンパク質補給食にも適しています。
大豆を使って酵素玄米を美味しく炊くコツ
大豆を入れた酵素玄米ごはんをおいしく炊くためのコツを解説します。
大豆入り酵素玄米ごはんの作り方
1.ザルに玄米を入れる
2.軽量カップの底が一層分埋まる程度の大豆を1のザルに入れる
3.泡立て器で2回洗米する
4.玄米4合に対して小さじ1の塩を入れる
5.酵素玄米専用炊飯器で発芽・炊飯する
6.炊飯後、自動で保温に切り替わる為、そのまま3~4日間保温7.1日1回天地を返すように全体を混ぜながら保温。
玄米100%ではなく白米も混ぜたいという場合は、1:3の割合にすると上手に炊けます。
大豆入り酵素玄米ごはんを作るときの注意点
大豆入り酵素玄米ごはんを作るときは、水加減・炊飯時間・食感の違いに注意しましょう。
【水加減】
炊飯時の水加減は、内釜に表示されている目盛りよりも1mm程度多めに入れるとちょうどよくなりますが、その他の工程は小豆を入れるときと大差ありません。
【炊飯時間】
小豆や黒豆よりも大きいため、通常よりも炊飯時間を長めにするとおいしく炊きあがります。
【食感】
通常の酵素玄米とは食感が少し異なり、炊き込みご飯に近い仕上がりになります。いつもと食感が違ったとしても、熟成されていれば栄養価に問題はありません。
酵素玄米に合うおかずレシピ
それでは、酵素玄米に最適なおかずレシピをご紹介していきます。
5分でできる時短お味噌汁
5分間でできる簡単なお味噌汁です。
短時間で完成するレシピですが、2種類の出汁と乾燥シイタケ粉末を使うことで、まるで定食屋さんのような味わいが実現します。
味噌も酵素玄米と同じく発酵食品なので、腸内環境改善に効果的です。
【材料】(1人分)
・水 300ml
・油揚げ 2/3枚
・わかめ お好みで
・みそ 大さじ1
・乾燥シイタケ粉末 小さじ1
・昆布出汁粉末 少々
【作り方】
1.油揚げを切る
2.鍋に水と油揚げを入れ煮る
3.器に鍋のお湯をとる
4.器の中で味噌と乾燥シイタケ粉末をとき、鍋に戻す
5.さらにわかめとだし粉末を入れて混ぜ、完成
豆腐の豚肉ロール
チーズを乗せた豆腐を豚肉で包んで焼いた、ヘルシーながらボリューム満点の一品です。
大豆入り酵素玄米に豚肉・豆腐・チーズが加われば、摂取できるタンパク質の量はかなりのもの。
お肉とチーズを使うので、豆腐嫌いな子供でも抵抗なく食べられる栄養満点のレシピです。
【材料】(1人分)
・木綿豆腐 1/4丁
・スライスチーズ 1/2枚
・薄切りの豚肉 4枚
・ネギ 1/8本
・しょうゆ 大さじ1/4
・砂糖 大さじ1/4
・塩 大さじ1/4
・豆板醤 少々
【作り方】
1.豆腐とチーズを適度な大きさに切る
2.ネギは小口切りにする
3.醤油・砂糖・酒・豆板醤を混ぜる
4.豆腐にチーズを乗せて豚肉で包み込む
5.包み終わりを下にしてフライパンで焼く
6.焼色がついたらネギと混ぜ合わせた調味料を加える
7.調味料を煮詰めるように焼く
酵素玄米は大豆を入れても美味!菜食主義にもおすすめ
酵素玄米は小豆入りが定番ですが、大豆を入れてもおいしく仕上がります。
菜食主義やヴィーガンの方のタンパク質補給や、小豆入りの酵素玄米とは違う味がほしいときにぜひ挑戦してみてください。
また、今回ご紹介したレシピは、短時間でおいしく作れて、酵素玄米の食事を栄養豊富してくれます。
ご飯に入れる豆やおかずを工夫して、楽しく酵素玄米食を続けていきましょう。