ロウカット玄米って?酵素玄米との違いや作り方をご紹介

「ロウカット玄米」という玄米があることをご存知でしょうか。
ロウカット玄米とは、玄米についている「ロウ層」を取り除いた玄米のこと。
ロウ層を取り除いたことにより食べやすくなっていますが、酵素玄米と比較するとデメリットも目立ちます。
今回の記事では、ロウカット玄米と酵素玄米の特徴について確認していきましょう。

玄米のロウとは?

玄米の「ロウ」とは、玄米の生育が終わるまで水分を吸収しないように、お米を守っている表層です。
玄米は白米より水分を吸収しにくく、長めの浸水時間や炊飯時間が必要という特徴を持ちますが、吸水性が悪いことはロウ層に由来します。
玄米とロウカット玄米の違いは、防水性のある「ロウ層」があるかないかの違い。
硬いロウ層に覆われているため、水分を吸収しにくく、人が食べるにあたっては「食感が硬い」と感じがちです。

ロウカット玄米の特徴

ロウカット玄米にはどのような特徴があるのか、メリットやデメリットから確認していきましょう。

ロウカット玄米のメリットとは?

次に、ロウカット玄米のメリットからご紹介します。

 

・白米に近い食感で食べやすい
・白米より栄養価が高い
・白米より糖質量が少ない

 

ロウ層が取り除かれた玄米は硬い層がなく、白米に近い触感で柔らかく食べやすいことが最大のメリットでしょう。
さらに元々が玄米であることから、白米よりも栄養価が高く、糖質量が少ないことも大きなメリットと言えます。
ダイエット中で糖質を抑えながらも、栄養価は摂取したいという方に最適でしょう。

ロウカット玄米のデメリットとは?

最後に、ロウカット玄米のデメリットについてご紹介します。

 

・玄米よりも栄養価が低い
・価格が高くなりがち
・取り扱っている店舗が少ない

 

ロウ層が取り除かれていることにより、通常の玄米よりもカルシウムやナイアシンなどの栄養価が低くなっていることがデメリットです。
また、特殊な製法によって作られることから、価格が高くなりがちで、毎日食べたい方にとっては金銭的負担が大きくなると考えられます。
また、玄米や発芽玄米に比べて取り扱っている店舗が少ないことも。

酵素玄米とロウカット玄米どちらがよい?

それでは、酵素玄米とロウカット玄米なら、一体どちらを選ぶべきなのでしょうか。
それぞれのメリットとデメリットを比較した上で解説していきます。

栄養価が高いのは酵素玄米

酵素玄米とロウカット玄米では、酵素玄米のほうが断然栄養価が高くおすすめです。
ロウカット玄米はロウ層を取り除くことにより、通常の玄米よりも栄養価が低くなりますが、酵素玄米は通常の玄米よりもさらに栄養価が高くなった玄米。
つまり、白米・玄米・ロウカット玄米・酵素玄米の4種類を栄養価の観点から比較すると、次のような図式が成り立ちます。

白米 < ロウカット玄米 < 玄米 < 酵素玄米

酵素玄米は玄米と比較して、約21倍のビタミンB2、約6倍のビタミンB6、約9倍のビオチン、約2倍のパントテン酸とナイアシンが含まれているとされます。
酵素玄米はロウカット玄米はおろか、通常の玄米と比較しても栄養価が高い食材なので、玄米の栄養を重視する方には非常におすすめです。

手軽さでは酵素玄米

手軽さで選びたいという方にも、ロウカット玄米よりも酵素玄米をおすすめします。
酵素玄米は玄米さえ入手できれば、自宅で保温熟成させて作ることが可能。
しかしロウ層を取り除いた玄米は、スーパーなどで探し出すことは難しく、入手先が限られると考えられるでしょう。
お米は毎日食べる主食であることから消費量も多く、手軽に購入できることは大きなポイントとなります。
手軽に購入できるほうを選びたいという方には、玄米から作れる酵素玄米がおすすめです。

酵素玄米はロウカット玄米同様食べやすい

酵素玄米はロウカット玄米と同じように、通常の玄米よりも柔らかく食べやすくなっています。
玄米を保温熟成させることで外皮が柔らかくなるため、玄米のような硬くボソボソした食感がなくなり、モチモチとした赤飯のような食感へと変化するためです。
食べにくさや硬さからロウカット玄米を選ぼうとしている場合は、酵素玄米も十分に候補となりえるでしょう。

「酵素玄米」と「ロウカット玄米」は特徴をよく比較して

酵素玄米とロウカット玄米のどちらを選ぶべきか迷ったら、それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握して、よりご自身にあったほうを選ぶことが大切です。
ロウ層が取り除かれた玄米は、柔らかく食べやすいというメリットがありますが、反面、栄養価が低くなっています。
酵素玄米は食べにくさを感じられる可能性もありますが、玄米より食べやすく、栄養価にも優れた食品。
それぞれの特徴をよく比較してから、どちらを選ぶべきかを決めてください。

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