酵素玄米を作るときに、雑穀を入れるとまた違った味わいが楽しめます。
玄米と小豆だけではいつも同じ味になってしまいますが、アマランサスやハトムギ、十六穀米を入れることで、食感と味が変わるだけでなく、さらに栄養豊富なごはんにすることが可能です。
それでは、酵素玄米に加えてみたい雑穀の種類や栄養価、特徴、作り方などを解説します。
試してみたい雑穀入りの酵素玄米
酵素玄米ごはんを食べている方は、ぜひ雑穀入りのごはんも試してみてください。
雑穀入り酵素玄米の魅力とは?
雑穀入り酵素玄米ごはんの魅力とは次のようなものです。
・味や食感の変化が楽しめる
・各種雑穀の栄養価がプラスされる
・パックの利用で手軽に楽しめる
まず、いつもの玄米ごはんとは味や食感が変わって、新鮮な気持ちで味わえるということが1つ目の魅力です。
さらに、各種雑穀にはそれぞれ豊富な栄養が含まれていることから、玄米の栄養価プラスアルファの栄養を摂り入れられることも魅力のひとつでしょう。
雑穀は小パックになっている製品を利用すれば、浸水させた玄米の中に入れるだけで手軽に楽しむことができます。
雑穀の種類と特徴・栄養価について
それでは、各種雑穀の種類と特徴、栄養価についてまとめてご紹介します。
種類 | 栄養価 | 特徴 |
黒米 | タンパク質・ビタミン・アントシアニン | 楊貴妃の美容食として有名 |
きび | 食物繊維・各種ミネラル | 冷めてもモチモチとした食感が残る |
あわ | ビタミンB1・食物繊維・鉄分・マグネシウム | ひえとともに古来日本での主食 |
ひえ | 食物繊維 | あわとともに古来日本での主食 |
ハトムギ | アミノ酸・ビタミンB群・ミネラル | 噛みごたえがありつつもふっくらとした食感 |
アマランサス | タンパク質・カルシウム・マグネシウム | プチプチとした食感 |
おすすめ!もち麦を入れる酵素玄米の作り方
雑穀入り酵素玄米の中で、最もおすすめの「もち麦」を入れたごはんの作り方についてご紹介しています。
もち麦は非常に食物繊維が豊富で、玄米よりも食物繊維含有量が多いとされています。
もち麦入り玄米ごはんなら、腸内環境改善や便秘改善、肌質改善、免疫力アップなどさまざまな効果が期待できるでしょう。
1.玄米を軽く洗米する
2.玄米を3時間浸水させる
3.炊飯前にもち麦を入れる
4.炊飯する
もち麦は浸水させる必要がないことから、玄米だけを浸水させ、炊飯前にお好みの量のもち麦を加えるだけで炊くことができます。
玄米ともち麦の分量はお好みで構いません。
食物繊維量の多いもち麦を入れすぎるとお腹が下痢気味になることもあるため、最初は少なめにして、体の様子を見ながら分量を増やすと安心でしょう。
その他酵素玄米の雑穀入りの作り方
もち麦以外の雑穀を使う酵素玄米の作り方についてご紹介します。
十六穀米
十六穀米入の酵素玄米の作り方について解説します。
十六穀米はスーパーやドラッグストアなどで小パックに分けられたものを購入できるため、雑穀の中でも特に挑戦しやすいでしょう。
1.玄米と小豆を軽く洗米する
2.玄米と小豆を水に浸し、塩と十六穀米を入れる
3.2をゆっくりと泡立て器で8分間右回りに混ぜる
4.5~6時間浸水させる
5.炊飯器に4とオリーブオイルを入れて炊飯する
6.全体を返すように混ぜて保温を続ける
7.6を3日間続けたら完成
十六穀米の内容はお好みで構いませんが、アマランサスとキヌア、押し麦が入っているとおいしく炊きあがります。
また、玄米だけで炊くときよりも少しだけ水の量を多めにして炊飯するとふっくらと炊きあがるでしょう。
黒米
玄米の中にわずかに黒米を入れると、モチモチとした食感がさらに高まります。
酵素玄米もモチモチとしているため、玄米とは非常に相性が良く感じられるはずです。
1.玄米・小豆・黒米を軽く洗米し、水を入れる。
2.1をゆっくりと泡立て器で8分間右回りに混ぜる
3.2に塩を入れて8時間ほど浸水させる
4.3を炊飯器で炊く
5.全体を返すように混ぜて保温を続ける
6.5を3日間続けたら完成
玄米だけであればボソボソとした食感になりがちですが、黒米を入れることによってもち米のようなモチモチ感が増し、より一層おいしく食べられます。
その他の雑穀や十六穀米を併せて炊飯しても良いでしょう。
アマランサス
アマランサスが入った酵素玄米の作り方です。
アマランサスは雑穀の中でも一番大きさが小さく、玄米の食感を邪魔しないながらも栄養価をプラスできるところが最大の特徴と言えます。
1.玄米と小豆を軽く洗米する
2.玄米と小豆に塩を入れて8時間ほど浸水させる
3.アマランサスは茶こしを使ってよく洗う
4.2に3を入れて炊飯器で炊く
5.全体を返すように混ぜて保温を続ける
6.5を3日間続けたら完成
細かなアマランサスを洗う際には、茶こしを使うと無駄なく洗うことができます。
また、炊飯時にグレープシードオイルやオリーブオイルなどを入れるとごはんにつやが出て、ごはんが冷めたときのパサツキも抑えられます。
雑穀入り酵素玄米の作り方は簡単!一度お試しを
雑穀を入れた酵素玄米の作り方は非常に簡単で、通常の作り方と大差がありません。
簡単につくれるうえに味や食感に変化が加えられ、さらに各種雑穀の栄養価もプラスできることから、酵素玄米を食べている方にはぜひ一度試していただきたい食べ方です。
それぞれの雑穀にはミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれており、玄米の栄養価を底上げしてくれます。
それぞれの栄養価や味、食感を確認したうえで、お好みの配合を見つけてみてください。