白内障・緑内障は生活習慣病?予防に役立つ生活習慣の改善法とは

老化による目の病気だと思われがちな白内障や緑内障は、実は生活習慣病のひとつだと考えられています。
生活習慣の乱れは目の疾患にも影響するものです。
今回の記事では、白内障や緑内障が生活習慣病だと考えられている理由と、発症を予防するための生活習慣の改善方法についてご紹介していきます。

白内障や緑内障も生活習慣病?

白内障や緑内障など目の病気も、生活習慣が大きな原因となっています。
生活習慣が乱れて糖尿病になると、血液の中に糖が多く固まりやすくなることで網膜の血管が詰まり、目の血行不良になるためです。
目の周りの毛細血管において血流が悪くなると、白内障や緑内障が発症・悪化しやすくなるとされます。
生活習慣は糖尿病や動脈硬化だけでなく、目にも影響を及ぼしているのです。

白内障・緑内障予防のためにできる生活習慣の改善

生活習慣病とされる白内障や緑内障を予防するには、生活習慣の改善がいちばんの方法。
予防のためには次のような生活習慣を心がけてください。

1日2食にして食事量を30%減らす

目の健康を保つためには、食事量を減らすために1日2食にすることをおすすめします。
たくさん食べると体内の活性酸素量が増え、血流が滞りがちになったり、目の老化を早めたりする原因に。
朝食を抜いて1日2食にし、今まで食べていた量の約30%の食事量にすることを目指しましょう。

朝は水分をたっぷりととること

目の血流を改善するためには、水分を意識的にとることも欠かせません。
夜間に水分をとると、尿意を感じて睡眠の質が低下する可能性があるので、朝から昼にかけて1日に1.5~2Lくらいの量を飲むことをおすすめします。

眼圧を上げない眠り方を心がける

目の生活習慣病を予防するためには、眼圧を上げないよう眠ることも大切です。
眼圧は視神経の異常に大きく影響しており、眼圧が高くなると視神経が圧迫され潰されてしまうため、目に障害が起こりやすくなるとされています。
眼圧を上げないためには、自分にあった高さの枕で仰向けに眠ることや、睡眠時無呼吸症候群の症状があれば治療をしておき、睡眠中に正常に呼吸ができるようにしましょう。

定期的に軽い有酸素運動をする

軽い有酸素運動をすることも白内障・緑内障などの生活習慣病予防に効果的です。
激しい運動は体内の活性酸素を増やしてしまいかねないので、ウォーキングや軽いジョギングなど、軽く息が弾む程度の運動が良いでしょう。
一駅前で降りて歩く、徒歩で買い物に行くなど、日常の中で運動量を増やせるとベストです。

サングラスや帽子で目への紫外線をカットする

サングラスや帽子を活用して、目から入る紫外線をカットすることも、目の生活習慣病予防のため有効な方法です。
紫外線や赤外線を多く浴びている方は白内障になりやすいというデータもあるそうなので、日差しの強い日中はサングラスをかける、ツバの広い帽子で紫外線をカットするなど、目に入る紫外線量を減らすようにしましょう。

玄米食は白内障や緑内障予防に効果が期待できる?

玄米食は白内障や緑内障の予防に効果が期待できるとされています。
目の病気はストレスや栄養不足・運動不足が原因だと言われていますが、玄米にはストレス解消効果があると考えられている「GABA」や豊富な栄養素が含まれ、血糖値や血圧の上昇を抑制する作用が期待できるためです。

 

玄米は白米と比べて、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
そしてGABAは、副交感神経を活性化させリラクゼーション効果を与えるだけでなく、血圧低下作用も認められている物質。
さらに、血糖値や血圧上昇抑制作用もあることから、白内障や緑内障を進行させる生活習慣病の予防に貢献してくれる食品です。
つまり玄米食は、目の疾患の原因となるストレスと栄養不足の両方を補ってくれる健康効果の高い食品だと言えます。

白内障・緑内障は生活習慣病!生活を改善すれば予防も可能

白内障や緑内障は生活習慣病のひとつであり、生活習慣を改善すれば予防をしたり、発症を遅らせたりすることもできるとされています。
紫外線予防や運動、水分補給も大切ですが、食事量を減らしたり、主食を玄米に切り替えたりと食生活を改善することも大切です。
玄米には豊富な栄養素とGABAが含まれています。
食事量を減らすと栄養不足になると心配かもしれませんが、玄米なら栄養豊富なので栄養不足になるリスクも減るはずです。
目の生活習慣病を予防するなら、主食を玄米にすることをおすすめします。

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